紫外線量とは
紫外線量は、太陽から地表に届く紫外線の強さを表す指標です。紫外線は、波長の長さによってUVA、UVB、UVCの3種類に分けられますが、地表に届くのはUVAとUVBです。特にUVBは、日焼けや皮膚がんなどの原因となることが知られています。
日本の紫外線量のピーク
日本における紫外線量のピークは、一般的に7月から8月にかけてだと言われています。環境省の調査によると、東京の紫外線量は7月中旬から8月上旬にかけて最も高くなります。この時期の昼間の紫外線量は、1日の最大値が8から10程度にもなることがあります。
ただし、地域によって多少の差異があります。例えば、沖縄では5月から6月にかけてピークを迎え、北海道では7月下旬から8月上旬にかけてピークになります。これは、緯度の違いによる日照時間の差が影響しているためです。
紫外線量が少ない月と多い月
紫外線量が最も少ないのは、12月から1月にかけての冬季です。この時期の紫外線量は、夏季の5分の1程度まで下がります。太陽高度が低くなり、日照時間が短くなることが主な理由です。
一方、紫外線量が多いのは、4月から9月にかけての春から夏、そして初秋にかけてです。特に、5月から8月にかけては、紫外線量が高い状態が続きます。この時期は、太陽高度が高くなり、日照時間が長くなるため、紫外線量が増加するのです。
紫外線対策の重要性
紫外線は、シミやシワ、日焼けなどの肌トラブルの原因となるだけでなく、皮膚がんのリスクも高めます。特に、紫外線量が多い時期は、適切な対策が必要不可欠です。
具体的には、日中の外出を控えめにする、日傘や帽子で肌を守る、UVカット機能のある衣服を着用する、日焼け止めを塗るなどの対策が効果的です。また、紫外線量が少ない冬季でも、雪の反射によって紫外線量が増加することがあるので、注意が必要です。
曇りの日でも実は日焼けします。詳しくはこちらの記事をどうぞ
まとめ
日本における紫外線量は、7月から8月にかけてピークを迎えます。ただし、地域によって多少の差異があります。紫外線量が少ないのは冬季の12月から1月にかけてで、多いのは春から夏、初秋にかけてです。特に、5月から8月は紫外線量が高い状態が続くため、適切な対策が必要です。日傘や帽子、UVカット衣服、日焼け止めなどを活用し、賢明に紫外線と付き合っていくことが大切だと言えるでしょう。
