鳥取県は日本海に面した美しい海岸線を有し、白砂青松が広がる景勝地も多く、夏には多くの観光客が海水浴やレジャーを楽しみに訪れます。ただし、鳥取の海水温は全国的に見るとやや低め。この記事では、鳥取県沿岸の月別平均水温と、季節ごとの体感や海での楽しみ方を解説します。
鳥取の海水温(年間平均)
以下は、気象庁の観測データ(1991〜2020年の平年値)を参考にした鳥取県日本海沿岸の月別平均海水温です。
月 | 平均水温 |
---|---|
1月 | 12℃ |
2月 | 11℃ |
3月 | 11℃ |
4月 | 13℃ |
5月 | 16℃ |
6月 | 20℃ |
7月 | 24℃ |
8月 | 27℃ |
9月 | 25℃ |
10月 | 22℃ |
11月 | 18℃ |
12月 | 14℃ |
※この表は過去の平年値を参考に編集しています。最新の水温は以下で確認できます:
鳥取県沿岸は冬から春にかけて冷たい季節風や対馬暖流の影響を受けやすく、夏は日本海側としては比較的水温が上昇しやすい傾向があります。
季節別の水温と体感
春(3月〜5月)
水温は11〜16℃で、肌寒さを感じる季節。5月になっても水温は本州南部よりやや低く、海水浴にはまだ不向き。ウェットスーツがあれば短時間のマリンスポーツや磯遊びは楽しめます。
夏(6月〜8月)
水温は20〜27℃と上昇し、8月は鳥取でも快適な海水浴が楽しめるベストシーズン。海風も爽やかで、日差しの強さに注意しつつ、泳ぎやマリンレジャーを満喫できます。長時間遊ぶ場合はラッシュガードなどで体温維持を意識しましょう。
秋(9月〜11月)
水温は18〜25℃で、9月はまだ泳げる時期ですが、10月以降は急激に水温が下がり始めます。釣りや浜辺の散策など、海辺の秋レジャーに適した季節に移行します。
冬(12月〜2月)
水温は11〜14℃まで低下。海水浴やマリンスポーツには不向きですが、日本海の冬ならではの荒波や風景美が堪能できる時期です。防寒対策をして海岸線のドライブや写真撮影を楽しむのもおすすめです。
鳥取のおすすめ海水浴場
鳥取県には、景観・水質ともに優れた海水浴場が点在しています。
- 皆生温泉海水浴場(米子市)
- 浦富海水浴場(岩美町)
- 賀露かろべ海水浴場(鳥取市)
- 小沢見海水浴場(北栄町)
- 石脇海水浴場(湯梨浜町)
いずれも夏になると地元の人々や観光客で賑わう人気スポットです。
まとめ
鳥取の海は、全国平均と比べてやや水温が低めですが、夏は十分に海水浴やレジャーを楽しめます。水温に応じて装備や過ごし方を工夫し、体調を崩さないように注意しましょう。
自然豊かな日本海の景観とともに、鳥取ならではの海の魅力を満喫してみてください。
もし、他の地域の海水温と比較してみたい、全国的な傾向を知りたいという方は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。