日本の将軍は何人いた?鎌倉時代から江戸時代までの主要な将軍とその功績まとめ

SHOGUN

はじめに

日本の歴史において、将軍は武家政権の最高指導者であり、政治、経済、文化に大きな影響を与えました。鎌倉時代から江戸時代までの約700年間に、3つの幕府で合計38人の将軍が存在しました。本記事では、各時代の主要な将軍とその功績について詳しく解説します。

鎌倉時代の将軍(1192年〜1333年)

源頼朝(みなもとのよりとも)(在位:1192年〜1199年)

源頼朝は鎌倉幕府を開き、初代将軍となりました。武士の棟梁として全国の武士を統制し、御恩と奉公の主従関係を確立しました。

源頼家(みなもとのよりいえ)(在位:1202年〜1203年)

源頼家は二代将軍ですが、在位期間は短く、1203年に政治的な権力を失い、1204年に暗殺されました。

源実朝(みなもとのさねとも)(在位:1203年〜1219年)

源実朝は三代将軍で、和歌や軍記物語の発展に貢献しました。1219年に暗殺されるまで将軍として活動しました。

室町時代の将軍(1338年〜1573年)

足利尊氏(あしかがたかうじ)(在位:1338年〜1358年)

足利尊氏は室町幕府を開き、初代将軍となりました。南北朝の動乱を収拾し、武家政権を再興しました。

足利義満(あしかがよしみつ)(在位:1368年〜1394年)

足利義満は三代将軍で、南北朝の統一を果たしました。日明貿易の推進や文化の発展に尽力し、室町文化の基礎を築きました。

足利義政(あしかがよしまさ)(在位:1449年〜1473年)

足利義政は八代将軍で、東山文化を開花させ、金閣寺を建立しました。しかし、応仁の乱により幕府の権威は低下しました。

江戸時代の将軍(1603年〜1867年)

徳川家康(とくがわいえやす)(在位:1603年〜1605年)

徳川家康は江戸幕府を開き、初代将軍となりました。関ヶ原の戦いで勝利し、全国統一を成し遂げました。

徳川秀忠(とくがわひでただ)(在位:1605年〜1623年)

徳川秀忠は二代将軍で、武家諸法度を制定し、大名統制を強化しました。キリスト教禁止令を出し、鎖国政策を進めました。

徳川家光(とくがわいえみつ)(在位:1623年〜1651年)

徳川家光は三代将軍で、参勤交代制度を確立し、幕藩体制を完成させました。島原の乱を鎮圧し、キリスト教を完全に禁止しました。

徳川吉宗(とくがわよしむね)(在位:1716年〜1745年)

徳川吉宗は八代将軍で、享保の改革を断行し、幕府財政の再建と学問の振興に努めました。

主要な将軍の年表

時代将軍名在位期間主な功績
鎌倉源頼朝1192年〜1199年鎌倉幕府を開き、武士を統制
鎌倉源頼家1202年〜1203年在位期間は短く、暗殺される
鎌倉源実朝1203年〜1219年和歌や軍記物語の発展に貢献
室町足利尊氏1338年〜1358年室町幕府を開き、南北朝の動乱を収拾
室町足利義満1368年〜1394年南北朝の統一、室町文化の基礎を築く
室町足利義政1449年〜1473年東山文化を開花、応仁の乱で幕府衰退
江戸徳川家康1603年〜1605年江戸幕府を開き、全国統一を成し遂げる
江戸徳川秀忠1605年〜1623年武家諸法度を制定、鎖国政策を進める
江戸徳川家光1623年〜1651年参勤交代制度を確立、幕藩体制を完成
江戸徳川吉宗1716年〜1745年享保の改革を断行、財政再建と学問振興

まとめ

日本の将軍は、鎌倉時代、室町時代、江戸時代の3つの幕府で、合計38人が存在しました。彼らは政治、経済、文化など、様々な分野で日本の発展に貢献しました。将軍の歴史を知ることは、日本の歴史を理解する上で欠かせません。

将軍の日本史
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