3分でわかる!鏡餅にはどういう意味がある?名前の由来は?

鏡餅

はじめに

お正月になると神棚や玄関に飾られる鏡餅。丸い餅を二段に重ねた伝統的な飾りには、どんな意味が込められているのでしょうか?その由来と意味について解説します。

なぜ「鏡」餅というの?

鏡餅の「鏡」は、古代に神様のシンボルとされた銅鏡の形に由来します。昔の鏡は丸い形をしており、神聖なものとされていました。また、餅自体も神様への供物として大切にされてきたことから、この二つが結びついて鏡餅となりました。

鏡餅の基本的な形

  • 上下二段の丸い餅
  • 上が小さく、下が大きい
  • 橙(だいだい)を飾る
  • 裏白(うらじろ)や昆布を敷く

それぞれの意味

餅の形と段の意味

  • 丸い形:太陽や満月の象徴
  • 二段重ね:月と太陽、陰と陽、天と地
  • 重ねる形:家運隆盛を願う

飾りの意味と地域差

  • 橙:代々家系が続くように
  • 裏白:清浄を表す
  • 昆布:よろこびを表す
  • 地域により蜜柑や串柿を飾ることも

いつから飾るの?

  • 12月28日頃から準備開始
  • 大晦日までには飾り付け
  • 地域によって日にちは異なる

いつまで飾る?

  • 一般的には1月11日まで
  • 小正月(1月15日)までの地域も
  • 地域や家庭の習慣で異なる

現代の鏡餅事情

  • プラスチック製の飾り鏡餅が主流
  • サイズや形も様々
  • 飾る場所も多様化
  • 簡易包装タイプも人気

鏡開きについて

鏡開きは、もともと武家社会の風習から始まったと言われています。1月11日に鏡餅を割って食べ、一年の無病息災を願いました。当初は「鏡割り」と呼ばれていましたが、「割る」という言葉を避けて「鏡開き」となりました。

  • 包丁は使わず、手や木槌で割る
  • お汁粉や雑煮にして食べる
  • 家族の健康を願って食べる

飾る時の注意点

  • 神棚の位置に合わせて置く
  • 上下の向きを間違えない
  • 傾かないように安定させる
  • 直射日光を避ける

まとめ

鏡餅は、神様を表す鏡の形を模した正月飾りです。その丸い形や重ねる形、飾りの一つ一つに、家族の幸せを願う意味が込められています。

現代では形や材質が変化していますが、新年を祝い、家族の幸せを願う気持ちは、昔も今も変わらず受け継がれています。

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