ガングリオンとは?原因・放置のリスク・受診科目までわかりやすく解説

ガングリオン

ある日突然、手首や足元に柔らかい“ふくらみ”ができて驚いた…
そんな経験をお持ちの方は、「ガングリオン」の可能性があるかもしれません。

名前はちょっと物々しいですが、ガングリオンは良性の腫瘤(こぶ)であり、がんではありません。
この記事では、ガングリオンの正体や原因、放置してもいいのか?何科を受診すべきか?など、知っておきたい基本情報をわかりやすく解説します。

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ガングリオンとは?

ガングリオンは、関節や腱の周辺にできるゼリー状の液体が詰まった袋(嚢胞)です。

  • 発生しやすい部位:手首、足首、指の関節付近
  • 形状:やわらかい〜弾力のあるコブ状のふくらみ
  • 内容物:ヒアルロン酸を含む粘り気のある液体

医学的には良性腫瘍に分類され、命にかかわるものではありません

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ガングリオンの原因は?

はっきりとした原因は解明されていませんが、以下の要因が関係していると考えられています。

  • 関節や腱への繰り返しの負担
  • 軽微な外傷(捻挫や打撲など)
  • 関節包や腱鞘の変性
  • 体質や加齢変化

特に女性や20~40代の若年層に多いのが特徴です。

ガングリオンのように関節まわりにできる異常は、子供でも痛風になるの?まれだけど注意すべき原因と予防法を解説でも紹介されているように、若年者にも起こりうるため注意が必要です。

放置してもいい?ガングリオンのリスクとは

小さくて痛みのないガングリオンは、自然に消えることもあり、経過観察でも問題ないことがあります。

ただし、以下のような症状がある場合は、放置せず早めに受診しましょう。

  • コブがどんどん大きくなる
  • 神経を圧迫して痛みやしびれが出る
  • 動かしづらい・不快感が強い
  • 美容面が気になる(特に手や足)

似たような症状を引き起こす疾患には、痛風とは?原因・症状・治療・予防までわかりやすく解説にあるような関節炎や腫脹を伴うものもあるため、自己判断は禁物です。

治療法は?

ガングリオンの治療には次のような方法があります。

  1. 穿刺(せんし)排液
    • 注射針で中の液体を抜く
    • 外来で処置でき、痛みも少ない
    • 再発しやすい点に注意
  2. 薬物注入
    • 抗炎症薬などを注射して縮小を促す
    • 繰り返し行うことも
  3. 手術による切除
    • 完全に取り除きたい場合に有効
    • 神経や血管に近い部位は慎重な判断が必要

何科を受診すればいい?

ガングリオンの診療は主に整形外科で対応可能です。
手の形や皮膚の変形が気になる場合は形成外科が選ばれることもあります。まずは整形外科で相談するのが一般的です。

予防や再発防止のポイント

  • 手首の使いすぎを避ける
  • 無理な動作を控える
  • スポーツや作業後は手を休める
  • 必要に応じてサポーターを活用する
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痛み止めや炎症対策として市販薬を使う場合は、心の傷にもロキソニンが効くって本当?その仕組みと科学的根拠をやさしく解説のような解説も参考になります。

まとめ

  • ガングリオンは関節や腱の周囲にできる良性のコブ
  • 小さいものは自然に治ることもあるが、大きいものや痛む場合は要注意
  • 整形外科で診断・治療が可能
  • 再発や悪化を防ぐには、早めの対応と正しいケアが大切

ガングリオンは“命にかかわる病気”ではありませんが、放置してよいとは限りません。
違和感や症状があるなら、ためらわず医療機関を受診しましょう。

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