親知らずとは？
親知らずは、大人になってから生えてくる上下左右の奥歯のことを指します。一般的に、20歳前後で生えてくることが多いですが、個人差があり、全く生えない人もいれば、30代以降に生える人もいます。親知らずは、上下の歯槽骨の一番奥に位置し、通常は上下左右に1本ずつ、合計4本あります。
親知らずの名前の由来
親知らずという名前の由来は、諸説ありますが、以下の2つが代表的です。
- 親の知らないうちに生えてくるから
親知らずは、親が子供の成長を見守っている間に生えてくるのではなく、子供が独り立ちし、親元を離れた頃に生えてくることが多いため、この名前がついたと言われています。 - 親の知恵が出揃う頃に生えてくるから
親知らずが生える20歳前後は、人生経験が豊富になり、親としての知恵が出揃う年頃だと考えられていたため、この名前がついたとも言われています。
海外での親知らずの呼び方
海外では、親知らずはどのように呼ばれているのでしょうか？英語圏では、以下のような呼び方があります。
- Wisdom tooth（ウィズダムトゥース）
直訳すると「知恵の歯」という意味です。日本語の「親知らず」と同様に、大人になってから生えてくることから、この名前がついています。 - Third molar（サードモラー）
「第三大臼歯」という意味で、歯科医学的な呼び方です。奥歯は、第一大臼歯、第二大臼歯、第三大臼歯の順に生えてくるため、この名前がついています。
ドイツ語では「Weisheitszahn（ヴァイスハイツツァーン）」、フランス語では「dent de sagesse（ダン・ド・サジェス）」と呼ばれ、いずれも「知恵の歯」という意味です。
まとめ
親知らずは、大人になってから生えてくる上下左右の奥歯のことを指します。その名前の由来は、親の知らないうちに生えてくることや、親の知恵が出揃う頃に生えてくることに由来すると考えられています。海外でも、「知恵の歯」という意味の呼び方が一般的で、日本語の「親知らず」と同じような語源を持っています。親知らずは、個人差が大きく、生え方や位置によっては抜歯が必要になることもあるので、定期的な歯科検診を受けることが大切です。
