こんにちは。先日、右下の親知らずの抜歯を経験し、歯科衛生士の友人から貴重な情報を得ることができました。今回は、私の体験と、10年以上の臨床経験を持つ歯科衛生士・佐藤さんから聞いた専門知識をもとに、親知らずについて詳しくお伝えします。
意外と多い!親知らずのトラブル
「最近、奥歯が痛くて…」と佐藤さんに相談したとき、驚くべき事実を教えてもらいました。
国立健康・栄養研究所の最新データによると、日本人の実に約35%は生まれつき親知らずの歯胚(はいが)がないそうです。また、親知らずによる歯科トラブルは20代の歯科受診理由の上位3位に入るとのこと。
要注意!親知らずの症状と対処法
私の場合、以下のような症状が現れました:
- 歯茎の腫れと痛み
- 朝起きると右頬がパンパンに
- 冷たい飲み物がしみる
- 腫れが徐々に悪化
- 歯並びへの影響
- 奥歯が少しずつ前に押されている感覚
- 歯磨き時に違和感
- 痛みの進行
- 最初は軽い違和感程度
- 1週間後には頭痛も伴うように
私の親知らずの抜歯体験
横向きに生えてきた親知らずの抜歯手術は、以下の流れでした:
- 術前検査(所要時間:30分)
- レントゲン撮影
- CT撮影で神経の位置確認
- 血液検査
- 抜歯手術(所要時間:約1時間)
- 局所麻酔
- 歯茎を切開
- 歯を分割して除去
- 抜歯窩の縫合
- 術後の経過
- 1日目:腫れと痛みのピーク
- 3日目:腫れが半分程度に
- 1週間:痛みはほぼ消失
- 2週間:抜糸、ほぼ完治
親知らずの再生医療への活用
佐藤さんによると、最新の歯科医学会で発表された研究では、親知らずに含まれる幹細胞が注目を集めているそうです。
「将来的には、抜歯した親知らずから採取した幹細胞を使って、失った歯を再生できる可能性も出てきています」(佐藤さん)
知っておきたい!親知らずケアの基本
- 早期発見のポイント
- 定期的な歯科検診(年2回推奨)
- レントゲン撮影による状態確認
- 歯茎の腫れや痛みをチェック
- 予防と対策
- 親知らずの生える場所の徹底的な歯磨き
- 歯間ブラシやデンタルフロスの使用
- 異常を感じたら早めの受診
おすすめの歯科ケア用品
佐藤さんお勧めの一冊:
まとめ:親知らずとの賢い付き合い方
私の経験から、最も重要なのは以下の3点です:
- 早期発見・早期対応が重要
- 歯茎の腫れや痛みを感じたら、すぐに歯科受診を
- レントゲン検査で状態を確認
- 定期的なチェック
- 半年に1回は歯科検診を受ける
- 特に20代は要注意
- 適切な口腔ケア
- 奥歯まで丁寧な歯磨き
- 歯科医師・歯科衛生士に相談
親知らずの問題は早期発見と適切な対応が何より大切です。少しでも違和感を感じたら、すぐに歯科医院への相談をお勧めします。