5月14日は「マーマレードの日」。
毎朝のパンに欠かせないあのオレンジ色のジャムが、主役になる日です。
「なぜマーマレードに記念日?」「5月14日の意味は?」と思う方も多いかもしれませんが、実はこの記念日、世界と日本の“柑橘文化”がつながる由緒ある日なんです。
この記事では、「マーマレードの日」の由来と雑学、マーマレードの魅力的な使い方や楽しみ方を、やさしく、そして正確に解説します。
結論:マーマレードの日は“柑橘を味わい、地域や文化をつなぐ日”
- 5月14日は、日本で世界的なマーマレード大会が初開催された日
- 制定:2019年、日本マーマレード協会による登録記念日
- 愛媛県八幡浜市が発信地。日本の柑橘文化を世界に広める活動と連動
- フードロス削減や食育にもつながる、現代的な記念日
マーマレードの日の由来とは?
この日は、2019年5月14日に「ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル」が日本で初開催されたことを記念して制定されました。
- 開催地:愛媛県八幡浜市(柑橘の名産地)
- 主催:日本マーマレード協会(地元自治体が支援)
- 登録:日本記念日協会によって正式認定
このフェスティバルは、英国カンブリア州のダルメイン城で開催される、世界最高峰のマーマレード品評会の日本版。
英国王室御用達ブランドが並ぶ本場の大会の流れをくむ、日本の“柑橘と手作り文化”の誇りある場でもあります。
マーマレードってどんなジャム?
マーマレードは、柑橘類(みかん、オレンジ、レモン、ゆずなど)の果皮ごと煮込んで作るジャムのこと。
- 果皮のほろ苦さと、果肉の爽やかな甘みが魅力
- 香りが豊かで、食感にも個性あり
- 甘さ控えめで、大人の味わいとしても人気
朝のトーストだけでなく、紅茶に入れて香りを楽しんだり、鶏肉や焼き菓子に使ったりと活用の幅が広いのも特徴です。
ちなみに、使われる柑橘の違いも重要。
「甘夏・夏みかん・はっさくの違い」を知ると、マーマレードの味わいの違いもより深く楽しめます。
なぜ愛媛県が中心なの?
愛媛県は「みかん王国」と呼ばれるほどの柑橘生産地。
中でも八幡浜市は、多品種の柑橘を活用したマーマレード文化を育ててきた地域です。
- 生産者による手作りマーマレードの品質が世界的にも評価
- 加工品の開発で地域振興・SDGsにも貢献
- 子どもたちの食育イベントや、フードロス削減の取り組みにも活用
つまり、マーマレードの日は、地域文化・国際交流・持続可能な食をつなぐハブでもあるのです。
マーマレードの日の楽しみ方4選
- マーマレードトーストで朝を贅沢に
- 国産無添加のものや、ちょっと高級な瓶を選ぶのがおすすめ
- 「「朝に食べたいフルーツランキング」でも、第4位にグレープフルーツ(柑橘類)がランクイン。朝食と柑橘の相性は抜群で、マーマレードもまた“朝の味方”として根強い人気を誇ります。
- マーマレードの手作りにチャレンジ
- 甘夏、レモン、はっさくなどを使えば風味豊かに
- 皮を無駄にせず、フードロス削減にも貢献
- 紅茶にひとさじ入れて「ロシアンティー風」
- 柑橘の香りが広がって、リラックス効果も◎
- 料理にプラス!
- 鶏肉のマーマレード煮
- パウンドケーキやクッキーの隠し味に
マーマレードにまつわる雑学
- 「マーマレード」の語源はポルトガル語の「マルメロ(カリンの一種)」
- 胃痛を和らげる保存食として王室に使われていた説も
- 『くまのパディントン』の大好物としても有名
まとめ:マーマレードの日は“甘さと苦味”を楽しむ大人の記念日
- 5月14日=マーマレードの日
- 由来:世界大会が日本初開催された記念日
- 日本では愛媛県が中心となって文化を発信中
- 紅茶や料理、手作りなど、楽しみ方は自由自在
- 地域振興や食育にもつながる、今注目の記念日
この日だけは、トーストにマーマレードを塗って、
その香りと苦味に、ちょっとだけ丁寧な朝を楽しんでみてはいかがでしょう?