「170cmって高身長に入るの?」「日本人女性でそれくらいの人ってどれくらいいるの?」
そんな素朴な疑問を感じたことはありませんか?
この記事では、女性の高身長の定義をはじめ、日本人女性の身長分布、高身長ならではの悩みやファッション・健康面での注意点までをわかりやすく解説します。身長に関する不安を前向きな視点に変えるヒントが詰まっています。
女性の高身長は何cmから?
日本人女性においては、一般的に170cm以上が高身長と認識されることが多いです。
厚生労働省の「国民健康・栄養調査(2021年)」によると、20歳以上の日本人女性の平均身長は158.0cm。170cmはその平均を12cmも上回っており、体感的にも「背が高い」と見られるレベルです。
つまり、170cm以上の女性は、統計的にも見た目的にも高身長の枠に入るといえるでしょう。
日本人女性の身長分布データ
では、日本人女性の中でどれくらいの割合が高身長に該当するのでしょうか?
文部科学省「学校保健統計調査(2021年)」の17歳女子のデータをもとに見てみましょう。
- 140cm未満:0.3%
- 140cm以上150cm未満:4.5%
- 150cm以上160cm未満:41.2%
- 160cm以上170cm未満:49.7%
- 170cm以上:4.3%
この調査から分かるのは、160〜170cmのゾーンが最も多く、日本人女性の大多数がこの範囲に収まっているということ。そして、170cm以上の女性は全体の約4.3%とかなりの少数派です。
言い換えれば、20人に1人もいない計算になります。
高身長女性のファッションの悩みと対策
高身長であるがゆえに、既製品の服が合わないという悩みはよくあることです。
パンツやスカートの丈が短い、袖が足りない、ウエスト位置が合わないなど「サイズはあるけどしっくりこない」経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
そんなときは以下のような工夫が役立ちます。
- トールサイズ展開のあるブランドを選ぶ(無印良品、PLST、ZARAなど)
- オンライン限定の高身長向けサイズを活用する
- あえてジャストフィットを避けて、オーバーサイズやハイウエストなどのシルエットでバランスを取る
「自分の身長に合った服を見つける」のではなく、「自分に似合うスタイルを見つける」ことが、ファッションを楽しむコツです。
高身長女性が意識したい健康面のポイント
高身長は見た目のインパクトだけでなく、体への影響もあります。
特に注意したいのが関節や腰への負担です。体が大きいぶん、重力の影響を受けやすく、姿勢の悪さがダイレクトに肩こり・腰痛につながることも。
次のような習慣を意識すると、長期的な体のメンテナンスにつながります。
- 体幹を鍛える(ピラティスやヨガ、バランストレーニングなど)
- 背筋を伸ばすストレッチを日常に取り入れる
- ビタミンDやカルシウムなど骨の健康を支える栄養素を意識的に摂取する
また、高身長の方ほど靴の選び方にも注意が必要です。ヒールの高さやインソールのフィット感など、足と姿勢を支える要素を見直しましょう。
自分の身長を誇りに変えるために
高身長であることに引け目を感じたり、コンプレックスを持っている方も少なくありません。けれど実際には、モデルやスポーツ選手をはじめ、背の高さを生かして活躍している人もたくさんいます。
170cmを超えている女性は、統計上はわずか4%ほど。だからこそ、その存在感やスタイルには価値があります。
自分の体型を「個性」として受け入れ、ポジティブに楽しむ視点が大切です。
まとめ
- 日本人女性の平均身長は約158cm。170cm以上なら高身長といえる
- 170cm以上の女性は全体の約4%と少数派
- 高身長女性にはファッションや健康面での独自の注意点がある
- 自分に合ったスタイルと習慣を見つければ、背の高さは大きな魅力になる
身長は変えられなくても、その受け止め方と付き合い方は自分で選べます。この記事が、あなた自身の体をもっと好きになるきっかけになればうれしいです。