ジャンクフードを食べると1日中喉が渇く科学的な理由!原因と対策を解説

ジャンクフード

こんにちは。今回は、ジャンクフードを食べた後に感じる「異常な喉の渇き」について、科学的な視点から解説します。

ジャンクフードで喉が渇く主な理由

体が必要以上の塩分と糖分を一度に摂取することで、水分バランスが崩れ、喉の渇きが続きます。腎臓による塩分の排出には6~12時間かかるため、長時間喉の渇きを感じることになります。

1. 高い塩分含有量による影響

一般的なジャンクフードには、想像以上の塩分が含まれています。例えば、ハンバーガーチェーン店の代表的なハンバーガー1個には約2.6gもの塩分が含まれています。これにフライドポテトを加えると、成人の1日の推奨塩分摂取量(男性7.5g未満、女性6.5g未満)の半分近くに達してしまいます。

高塩分食を摂取すると、血液中の塩分濃度が上昇します。体はこの状態を正常に戻そうとして水分を必要とし、その結果として強い喉の渇きを感じることになります。

2. 高血糖による影響

ジャンクフード、特にハンバーガーのバンズ(パン)や、一緒に注文することの多いソフトドリンクには、大量の糖分が含まれています。この糖分の急激な摂取は血糖値を急上昇させます。

血糖値が上がりすぎると、腎臓は過剰な糖分を尿として排出しようとします。この際、大量の水分も一緒に失われます。さらに、血糖値の急上昇後にインスリンが分泌され、血糖値が急降下することで一時的な低血糖状態になることがあります。この際、交感神経が優位になり発汗を促すため、さらなる水分喪失を引き起こします。

なぜ1日中続くの?

塩分と血糖値の複合的な影響

高塩分食を摂取した場合、腎臓が余分な塩分を尿として排出するのに約6~12時間かかります。この間、体は常に水分を必要とする状態が続きます。

また、血糖値は食事後2~3時間かけて大きく変動します。ジャンクフードに含まれる糖分により血糖値が急上昇し、その後の急激な低下により体の水分調整機能が影響を受け続けます。この血糖値の乱れは、次の食事まで続く可能性があります。

効果的な対処法

予防的な対策

ジャンクフードを食べる際は、必ず水も一緒に摂取しましょう。また、サラダやカット野菜を追加することで、食物繊維と水分を補給でき、塩分や糖分の吸収を緩やかにすることができます。

症状が出た場合の対応

喉が渇いた場合は、こまめに水を飲むことが基本です。ただし、大量の汗をかいた場合や、下痢・嘔吐などで脱水症状を起こしている場合は、電解質補給のためにスポーツドリンクも効果的です。通常時のスポーツドリンクは、追加の塩分や糖分が含まれているため避けましょう。

すぐに実践できる代替メニュー

コンビニでも手に入る健康的な選択肢:

  • サラダチキンとカット野菜のセット:高タンパク低カロリーで、ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富
  • 玄米おにぎりとサラダ:食物繊維が豊富で、血糖値の急上昇を抑制
  • プロテインバーと無糖のお茶:良質なタンパク質を補給しながら、余分な糖分を控える
  • ゆで卵とミニトマト:良質なタンパク質とリコピン、食物繊維をバランスよく摂取

まとめ

ジャンクフードによる喉の渇きは、主に高塩分と高血糖が原因で起こります。これらは腎臓の働きに影響を与え、長時間の喉の渇きを引き起こします。対策として、水分をこまめに取ること、野菜を組み合わせること、可能な限り栄養バランスの良い食事を選ぶことが効果的です。

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