毎年5月14日は「けん玉の日」。昔から日本の子どもたちに親しまれてきたけん玉が、なぜこの日に記念日として祝われているのでしょうか?この記事では、「けん玉の日ってなに?」「なぜ5月14日なの?」「由来や意味は?」といった素朴な疑問にやさしく答えていきます。
けん玉の日とは?
けん玉の日とは、日本の伝統的なおもちゃ「けん玉」に親しみ、その魅力を多くの人に広めることを目的に制定された記念日です。
- 記念日:毎年5月14日
- 提唱者:一般社団法人グローバルけん玉ネットワーク(GLOKEN)
- 制定年:2017年(一般社団法人 日本記念日協会に登録)
なぜ5月14日?由来は?
5月14日という日付は、けん玉の現代的な形を作り出した「江草濱次(えぐさ はまじ)」という人物の誕生日にちなんでいます。
江草濱次は大正時代、山口県でけん玉の原型となる「日月ボール」から改良を加え、今のけん玉に近い形を完成させた人物です。彼の功績をたたえ、誕生日の5月14日が「けん玉の日」として制定されました。
けん玉ってどんなもの?
けん玉は、玉(ボール)を剣(けん)と呼ばれる持ち手で受けたり刺したりして遊ぶ、日本発祥の伝統的な遊び道具です。
けん玉の構成:
- 剣(けん):玉を刺す「けん先」がある持ち手部分
- 皿胴(さらどう):左右に「大皿」「小皿」、底に「中皿」がある
- 玉(たま):ひもでけんにつながれた球状のパーツ
けん玉の歴史と雑学
- 起源はフランス説も?
- けん玉の原型は、17〜18世紀にフランスで「ビル・ボケ(bilboquet)」と呼ばれていた木製のおもちゃとも言われています。
- 日本には江戸時代に伝わり、大正時代に現在のけん玉の形が定着しました。
- けん玉検定や競技大会もある!
- 日本けん玉協会による段位認定や技の検定、全国大会なども実施されています。
- 世界中に愛好者がいて、特にアメリカやヨーロッパでは「KENDAMA」としてブームになっています。
- GLOKENとは?
- 「グローバルけん玉ネットワーク(GLOKEN)」は、けん玉の魅力を国内外に広めることを目的とした団体です。
- けん玉の日の制定や国際大会の開催などに関わっています。
けん玉の魅力
- 集中力・バランス感覚が鍛えられる
- 遊びながら身体と頭を同時に使うので、子どもから大人までリフレッシュに最適。
- 世界中で人気上昇中!
- 海外ではストリートカルチャーやスケートボードと並んで愛好者が急増中。
- 技を極める動画もYouTubeで人気です。
- 親子で楽しめる日本の伝統玩具
- 年齢を問わず、世代を超えて楽しめるのが魅力です。
まとめ:けん玉の日に広がる日本の伝統
- けん玉の日は5月14日
- 現代けん玉の生みの親・江草濱次の誕生日に由来
- 提唱者はグローバルけん玉ネットワーク(GLOKEN)
- 日本発祥の伝統玩具は今や世界で大人気!
けん玉の日には、子どもの頃を思い出して、ぜひけん玉を手に取ってみてください。技を練習するのも、家族や友人と遊ぶのもおすすめです。楽しく遊びながら、日本の伝統と文化を感じてみましょう!