「最近いびきがひどい」「日中に眠くて仕方がない」そんな悩みを抱えていませんか？
実は私も、重度の無呼吸症候群と診断されるまでは、その原因に気づかず悩んでいました。
顎が小さく舌が喉に落ち込む骨格的な問題がある私は、子どもの頃からいびきが強く、日中の眠気や頭痛に悩まされていました。
ある日思い切って睡眠専門医・山田先生の診察を受け、初めて病気の全体像や治療法を知ることができたのです。
この記事では、私の体験と先生のアドバイスをもとに、「無呼吸症候群」の基本情報をわかりやすくご紹介します。
無呼吸症候群とは？
正式には「睡眠時無呼吸症候群（SAS: Sleep Apnea Syndrome）」と呼ばれるこの病気は、寝ている間に呼吸が止まる状態が繰り返されるものです。
私が山田先生に教えてもらった主な特徴は次の通りです：
- 10秒以上の呼吸停止が1時間に5回以上
- いびきが非常に大きい
- 朝起きたときに頭が重い、口が乾いている
- 日中の強烈な眠気や集中力の低下
私の場合、ほぼすべてに当てはまりました。
主な原因は？
山田先生によると、無呼吸症候群の原因には以下のようなものがあるそうです：
- 肥満：首回りに脂肪がついて気道が狭くなる
- 骨格的な問題：小さな顎や大きな舌、扁桃腺の肥大など
- 加齢：喉の筋力が衰え、気道が塞がれやすくなる
- アルコールや睡眠薬：筋肉の緩みが原因になることも
- 喫煙：慢性的な炎症が気道を狭くする
私は痩せ型だったため「肥満が原因ではない」と思い込んでいましたが、診断の結果、骨格的要因が主な原因でした。
放置するとどうなる？無呼吸症候群のリスク
山田先生が最も強調していたのが、「放置による健康リスクの大きさ」です。具体的には以下のような病気や事故のリスクが高まるとのこと：
- 高血圧・心疾患
- 脳卒中・糖尿病
- うつ病や記憶力の低下
- 居眠り運転などによる事故
実際、睡眠時間と健康の関係に関する研究でも、質の悪い睡眠が長期的な寿命に影響する可能性があることが指摘されています。
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治療法はある？私が受けた対策
私が実際に取り入れた治療と、山田先生が勧めてくれた方法は以下の通りです：
- CPAP（シーパップ）療法
- 専用マスクで空気を送り込み、気道を広げる治療法。現在の主流です。
- マウスピースの使用
- 顎を前に出すことで気道を確保。軽症〜中等症向け。
- 外科手術
- 顎の骨を広げる、扁桃腺を切除するなどの手術が必要なケースも。
- 生活習慣の見直し
- 減量、禁煙、飲酒制限、就寝姿勢の工夫（横向きで寝る）なども効果的。
私はCPAPを選択し、最初は違和感がありましたが、1週間ほどで慣れ、日中の眠気が大きく改善されました。
どんな変化があったか？
治療を始めてから、以下のような変化を実感しています：
- 朝のだるさがなくなった
- いびきが劇的に減少
- 仕事中の眠気が消え、集中力がアップ
- 家族から「寝顔が静かになった」と言われるように
また、以前は眠りかけにビクッとする現象がよくありましたが、治療開始後はほとんどなくなりました。
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再発防止と今後の注意点
CPAP療法は対症療法であり、根本原因を治すものではありません。今後のポイントは次の通りです：
- 定期的な医師の診察と検査
- マスクや機器のメンテナンス
- 寝室環境の整備（湿度、騒音、就寝時刻）
- 継続的な生活習慣の改善
まとめ｜早期発見・早期治療が鍵
無呼吸症候群は放っておくと、命に関わる深刻な病気につながることもあります。しかし、適切な診断と治療を受ければ、生活の質は大きく改善されます。
肥満だけが原因ではなく、骨格や年齢、生活習慣なども大きく関わるため、少しでも気になる症状がある方はぜひ専門医に相談してみてください。
快眠は健康の基本です。自分の眠りを見直すことが、未来の自分を守る第一歩になるかもしれません。
