小学生でもわかる!梅雨ってなに?仕組みや特徴を3分でやさしく解説

梅雨の日本

6月になるとよく耳にする「梅雨(つゆ)」という言葉。
「雨がたくさん降ってジメジメする季節」と思っている人も多いかもしれません。でも、どうしてこの時期に雨がたくさん降るのか知っていますか?

この記事では、小学生にもわかるように、梅雨のしくみ・特徴・自然の中での大切な役わりをやさしく説明していきます。

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梅雨ってなに?

梅雨(つゆ)とは、毎年6月から7月ごろに雨の日が続く時期のことです。日本だけではなく、中国・韓国・台湾など東アジアの国々でも似たような「梅雨」があります。

日本では、沖縄から東北まで梅雨がありますが、北海道では「梅雨がない」とよく言われます。
なぜ北海道には梅雨が少ないのか?については「梅雨は日本だけ?北海道には梅雨がないって本当?東アジアの梅雨の仕組みをわかりやすく解説」で詳しく説明しています。

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どうして梅雨の時期に雨がたくさん降るの?

梅雨のしくみは少し不思議で、いくつかの空気の流れが合わさってできています。

  1. 梅雨前線(ばいうぜんせん)ができるから
    • 南から来る暖かくて湿った空気と、北から来る冷たくて乾いた空気がぶつかると「前線(ぜんせん)」ができます。
    • この前線の近くにたくさんの雲ができて雨が降ります。
  2. 太平洋から湿った空気が流れこむから
    • 太平洋の上にある大きな高気圧(太平洋高気圧)が、南から湿った空気を日本にどんどん送ってきます。
    • この湿った空気が前線にぶつかって、さらに雨が降りやすくなります。
  3. 偏西風(へんせいふう)が関係している
    • 偏西風は、上の空を西から東に流れている強い風です。
    • この風が強くなると前線が押し上げられて梅雨が終わりやすくなり、弱まると梅雨前線が長く居座って雨が続きます。

梅雨前線のしくみをもっとくわしく知りたい人は「梅雨と湿気の基礎知識:仕組み・体調・生活への影響を総まとめ」もおすすめです。

梅雨の特徴はどんな感じ?

梅雨の時期には、次のような特徴があります。

  • 雨の日が多く続く(シトシト降る日も、大雨の日もある)
  • 湿気が多く、ムシムシとジメジメする
  • 気温は高すぎず、でも蒸し暑さを感じる
  • 晴れる日が少なく、日光が少ない

こうした特徴は、梅雨前線と湿った空気がつくり出しています。

梅雨ってなんのためにあるの?

雨が続くと「梅雨ってイヤだな」と思う人もいるかもしれません。でも梅雨は、自然にとってとても大切な季節なんです。

  • 植物が育つ季節
    田んぼのお米や森の木々が元気に育ちます。
  • 水をたくわえる役目
    ダムや川に水がたまって、夏の水不足を防ぎます。
  • 農作物を育てる助け
    夏野菜や果物がよく育つように必要な雨です。

つまり梅雨は、日本の自然や暮らしを支える「恵みの雨」でもあるのです。

梅雨の時期の上手な過ごし方

雨の日が多くなる梅雨ですが、工夫しだいで楽しく過ごすこともできます。

  • 家の中で読書や工作、手芸に挑戦
  • 家族でボードゲームやカードゲーム
  • 部屋の片づけや模様替えをして気分転換
  • アジサイ(紫陽花)を見にお出かけ

また、湿気が多くなるのでカビ対策や湿気取りをするのもおすすめです。
湿気については「湿気とは何か?発生源・季節ごとの違い・体と家への影響」でわかりやすく説明しています。

まとめ:梅雨は自然の大切なしくみ

  • 梅雨は暖かい空気と冷たい空気がぶつかってできる「梅雨前線」が原因
  • 太平洋高気圧や偏西風の動きも大きく関係している
  • 植物や水資源にとって大事な恵みの雨の季節
  • ジメジメしても、工夫しだいで楽しく過ごせる

梅雨のしくみや役わりを知ると、雨の季節の見え方も少し変わるかもしれません。
正しく知って、楽しく梅雨の季節を乗り切りましょう!

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