補導とは何?逮捕との違いや対応方法をわかりやすく解説!

補導と逮捕の違い

「夜遅くに出歩いていたら補導されたって聞いたけど…」
「補導って逮捕と同じなの?」

ニュースや学校で聞く「補導」という言葉。なんとなく“警察に捕まる”ような怖いイメージを持っている人も多いかもしれません。でも実際は、補導と逮捕はまったく別物です。

この記事では、補導の意味や逮捕との違い、もし補導されたときの対処法まで、子どもでも理解できるようにやさしく解説します。

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結論:補導は「未成年を守るための指導行為」であり、犯罪者扱いではありません

補導は、未成年が危険な場所にいたり、不適切な行動をしていた場合に、警察官が声をかけて安全な場所へ導くための行動です。
逮捕のように罪に問われることはなく、記録が残ったり、将来に影響したりすることもありません。

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補導とは何か?

補導とは、警察が18歳未満(場合によっては20歳未満)の未成年に対して行う“注意・保護・指導”のこと。例えばこんな場面が該当します:

  1. 夜10時以降にコンビニや公園などで遊んでいる
  2. タバコを吸っている、飲酒している
  3. 不良グループとつるんでいたり、問題行動をしている

これらはすぐに逮捕されるわけではありませんが、放置すると事件や事故に巻き込まれる恐れがあるため、警察が安全な場所に連れていき、必要に応じて保護者や学校に連絡します。

補導と逮捕の違いは?

項目補導逮捕
対象未成年が主(18歳未満)原則すべての年齢
行為指導・保護犯罪行為への対応
処遇家庭や学校へ戻す拘束・取調べ・勾留
記録前科や前歴は残らない捜査記録・前科となる可能性

つまり、補導はあくまで「教育目的」、逮捕は「法的処罰の入り口」です。

逮捕について詳しく知りたい方は、以下の記事が参考になります:

補導されたときの正しい対応

万が一補導されてしまったとしても、冷静に行動することが大切です。

  1. 警察官の話をしっかり聞く
  2. 素直に理由を説明し、反省の意志を伝える
  3. ウソはつかず、誠実に対応する
  4. 帰宅後は家族や先生と話し合う

補導は「叱られるため」ではなく、「守られるため」です。怖がらずに、正しい対応を心がけましょう。

補導は記録に残る?将来に影響する?

補導歴は、警察内部で一定期間保管されますが、犯罪歴(前科)にはなりません。
学校への進学や就職にも基本的に影響はありません。

ただし、何度も補導されてしまうと「少年事件」として家庭裁判所に送致されるケースもあるため、繰り返さないことが重要です。

まとめ:補導は罰ではなく「守るための指導」

補導は未成年を守るための大切なしくみです。逮捕のような刑罰とは全く異なり、将来に不利な影響を与えるものではありません。

夜遅くの外出や仲間内での軽はずみな行動が、補導につながることがあります。
でもそれは「悪い子だから」ではなく、「あなたの未来を大切に思ってくれている人がいる」からこそ行われるものなのです。

正しく理解し、トラブルを避けるための一歩にしましょう。

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