小さな身体をくるくると回転させるポメラニアンの姿は、見ているだけで思わず微笑んでしまう可愛らしさがありますよね。
でも、「なぜそんなに回るの?」「喜んでるだけ?それとも何か問題?」と気になったことはありませんか?
この記事では、ポメラニアンがクルクル回る行動の理由・心理背景・注意が必要なケースまで、わかりやすく解説します。
結論:ポメラニアンのクルクル回りは主に感情表現。ただし注意も必要
- 多くは喜び・期待・甘えのサイン
- ストレス解消や軽い不安表現でも現れる
- 頻度や様子次第では病気が隠れていることも
ポメラニアンがクルクル回る主な理由
① 喜び・興奮の表現
- 飼い主の帰宅時
- ごはんの準備の気配を感じたとき
- おもちゃを見つけたとき
ポメラニアンは感情表現が非常に豊かな犬種です。嬉しさを体全体で爆発させ、抑えきれない高揚感が回転行動として現れます。
② 注目を集めたいとき
- 「見てほしい」「遊んでほしい」という要求行動
- 目立つ動きで飼い主の注意を引こうとする
特に甘えん坊気質の強いポメラニアンは、かまってほしい気持ちを行動で表現することがよくあります。
③ 軽いストレス解消(代償行動)
- 長時間のお留守番
- 環境の変化(引っ越し、来客など)
- 生活リズムの乱れ
不安やストレスがたまると、自分で気持ちを落ち着けるために同じ行動を繰り返す「代償行動」として回ることがあります。
実は「くるくる回る」行動は文化的にも有名
実はこのポメラニアンの回る習性が、あのショパンの名曲「子犬のワルツ」のモデル犬にも関連があるのでは?と考えられています。
詳しくはこちらの記事で詳しく解説しています。
👉 子犬のワルツのモデル犬はポメラニアン?
注意すべき「異常な回り方」のサイン
通常は楽しく可愛らしい行動ですが、以下のような様子が続く場合は要注意です。
① ストレス性の回りすぎ
- 以前より極端に回る回数が増えた
- 留守番や刺激後に頻繁に回る
→ 対策:散歩・遊び時間の見直し、安心できる環境作り
② 病気の可能性
病名 | 主な症状 |
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内耳障害(前庭疾患) | バランスが取れず片方にだけ回る |
脳神経疾患 | 意図せず回り続ける |
中耳炎・慢性耳疾患 | 耳をかばう姿勢で回る |
その他 | 歩行異常、眼振(目が左右に揺れる)など |
→ 病院受診が必要:動き方・目・バランス異常が伴う場合は早期診断を
ポメラニアンの行動を理解して信頼関係を深めよう
- ポメラニアンは好奇心旺盛で感情表現が非常に豊かな犬種
- クルクル回るのは飼い主への愛情や信頼のサインでもある
- 可愛い仕草の背後にある気持ちを理解することで、より深い絆が育ちます
日々の様子をよく観察し、小さな変化にも気づける飼い主でいれば、ポメラニアンにとっても安心して全身で感情を表現できる環境になります。