3分でわかる!まつ毛ダニって何?原因・感染率・予防法までわかりやすく解説

まつ毛ダニ

「まつ毛が抜けやすくなった」「まぶたがかゆい気がする」――そんなとき、もしかしたら原因は“まつ毛ダニ”かもしれません。目に見えない存在ながら、美容や健康に密接に関わるこのダニ。この記事では、まつ毛ダニの正体、感染原因、年代別感染率、予防・対策までを丁寧に解説します。

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まつ毛ダニとは?

まつ毛ダニ(学名:Demodex)は、人の毛穴や皮脂腺に生息する微小なダニです。代表的な種類は以下の2つ:

  • Demodex folliculorum(デモデックス・フォリキュロラム)
  • Demodex brevis(デモデックス・ブレビス)

サイズは約0.3〜0.4mmと非常に小さく、まつ毛の根元や毛穴、皮脂腺に棲みついて皮脂や古い角質をエサにしています。夜行性で、昼は毛穴に潜み、夜に活動を始める習性があります。

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どうして感染するの?主な原因

実はまつ毛ダニは健康な人でも一定数存在すると言われています。しかし、以下のような要因で異常繁殖すると、まぶたの炎症やかゆみ、まつ毛の脱毛といったトラブルにつながることがあります。

  1. 洗顔不足・クレンジング不十分
    • メイク汚れや皮脂が溜まると、ダニのエサとなり増殖しやすくなります。
  2. 皮脂の分泌が多い(特に加齢による変化)
  3. 免疫力の低下
    • ストレスや睡眠不足、疾患などによって増殖リスクが上がります。
  4. マツエク・まつ毛パーマの不衛生な施術やメンテ不足
  5. 他人とのタオルや化粧品の共有

どのくらいの人が持っている?感染率の実態

まつ毛ダニは決して“珍しい存在”ではありません。

  • 20代以下:20〜30%程度
  • 30〜50代:50〜60%程度
  • 60歳以上:80%以上の保有率とされます

特に女性はマスカラ・アイライナー・マツエクなどのアイメイク習慣が影響し、増殖しやすいとされています。

まつ毛ダニの予防法と対策

まつ毛ダニによる目元トラブルを防ぐには、「清潔」と「習慣」がカギになります。

  1. 目元専用クレンジングやまつ毛シャンプーでの洗浄
  2. 化粧品の共有は避ける
    • 特にアイシャドウ、マスカラ、ビューラーなどは個人専用に。
  3. マツエクやまつ毛パーマのメンテナンスを怠らない
    • 衛生管理の行き届いた店舗を選びましょう。
  4. バランスの取れた食事と十分な睡眠
    • 免疫力を維持することで、まつ毛ダニの異常繁殖を防げます。
  5. 症状が気になる場合は眼科へ
    • 目の充血、まぶたの腫れなどが続く場合は、早めに専門医を受診しましょう。

まとめ:目に見えないからこそ、毎日のケアが大切

まつ毛ダニは誰にでも存在する可能性のある常在生物ですが、過剰に増えると目元トラブルの原因になります。メイクをきちんと落とす、まつ毛を洗う、清潔を保つ――こうした小さな習慣の積み重ねが、健康で美しい目元を守る第一歩です。

美容のためにも健康のためにも、今日から「まつ毛のケア」を意識してみませんか?

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