漫画やアニメでよくある「手刀で首の後ろを叩いて気絶させる」シーン。あれって実際に可能なの?と思ったことはありませんか?今回は、医学的な観点からこの疑問に迫ってみたいと思います。
漫画やアニメでの手刀シーン
手刀とは、手を刀のように使って相手を攻撃する格闘技の一種です。漫画やアニメでは、主人公が敵の首の後ろを手刀で素早く叩くことで、敵をあっという間に気絶させるシーンがよく登場します。でも、これって現実でも再現できるものなのでしょうか?
首の後ろへの手刀攻撃は現実的?
実は、首の後ろに手刀を入れて相手を気絶させることは、理論上は可能なんです。首の後ろには「頸動脈洞」という神経の集まる大事な部分があって、ここに強い衝撃を与えると、一時的に脳への血流が減って意識を失ってしまうことがあるんですね。
ただ、現実で手刀で気絶させるのは、かなり難しいんです。頸動脈洞を的確に狙うには、相当な熟練の技が必要ですし、失敗したら大怪我につながっちゃう危険性もあります。なので全く現実的ではありませんし、下手をすると障害を負ってしまう可能性があるため絶対にやらないでくださいね。
手刀以外の気絶させる方法
首の後ろへの手刀以外にも、人を気絶させる方法はいくつかあります。例えば、頸動脈を直接圧迫したり、急所に強い一撃を入れたり、酸素供給を遮断したりする方法です。でも、これらの方法はどれも危険がいっぱい。絶対に真似しちゃダメですよ!
まとめ
漫画やアニメでおなじみの「手刀で首の後ろを叩いて気絶させる」シーンは、現実でもないことはないけれど、再現するのはものすごく難しいし危険。漫画の世界と現実世界は別物だということを忘れないでくださいね。