映画でよく見る地雷の種類と仕組みを大解剖!

地雷の仕組みは?

地雷といえば、映画やドラマでよく目にしますよね。でも、実際にはその仕組みや種類について詳しく知らない人が多いのではないでしょうか。今回は、地雷の種類や、映画でよく見る「踏んだら最後、足を動かすと爆発する地雷」の真相について迫ります!

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地雷ってどんな種類があるの?

大きく分けると、地雷には「対人地雷」と「対戦車地雷」の2種類があります。

対人地雷は、その名の通り人を対象とした地雷で、人が踏むと爆発するように設計されているんです。代表的なものとしては、M14地雷やPMN地雷などがあります。これらは、敵兵士の歩行を妨げ、負傷させることを目的としています。

一方、対戦車地雷は、戦車や装甲車両を破壊することを目的とした地雷です。対人地雷よりも大きな爆発力を持ち、車両の下敷きになっても起爆しないように設計されています。

映画でよく見る「足を動かすと爆発する地雷」は本当にあるの?

映画やドラマでは、よくこんなシーンを目にしますよね。主人公が地雷を踏んでしまい、「動いたら死ぬ!」と言われ、じっと立ち尽くす。でも、これって実際にあるの?

実は、このような地雷は「即席爆発装置(IED)」と呼ばれる地雷の一種で、圧力板の上から足を離すと爆発するように設計されているんです。ただし、これらは軍事用の地雷ではなく、主に紛争地域で使用される即席の爆発物なんですね。

じゃあ、軍事用の地雷は踏んだ瞬間に爆発するの?

その通り!軍事用の対人地雷は、踏んだ瞬間に爆発するように設計されています。これは、敵兵士を確実に負傷または殺傷するためなんです。

でも、即席爆発装置(IED)が足を動かすまで爆発しないのには、ある恐ろしい目的があるんです。

IEDが足を動かすまで起爆しない理由

即席爆発装置(IED)が足を動かすまで爆発しないのは、地雷除去の専門家を狙うためだと考えられています。

地雷除去の専門家は、慎重に地雷に近づき、処理する訓練を受けています。もし、地雷が踏んだ瞬間に爆発してしまったら、専門家は近づくことすらできません。

しかし、足を動かすまで爆発しないIEDなら、専門家が近づいて処理しようとした瞬間に爆発させることができるんです。つまり、IEDを設置した者は、より多くの犠牲者を出そうと、卑劣な罠を仕掛けているのです。

このように、IEDは軍事用の地雷とは異なる恐ろしい特徴を持っています。

地雷の脅威と国際社会の取り組み

地雷は、世界中で多くの犠牲者を出している危険な兵器です。特に紛争終結後も埋設された地雷が残り、一般市民が被害に遭うケースが後を絶ちません。

そのため、国際社会は地雷禁止条約(オタワ条約)を採択し、地雷の使用、生産、貯蔵、移譲を禁止しています。また、各国政府や国際機関、NGOが協力して地雷除去活動を行っているんです。

地雷は、その種類や仕組みによって多様な被害をもたらします。映画で見るようなシーンは、必ずしも現実とは一致しませんが、地雷の脅威は深刻な問題として存在しています。IEDのような卑劣な罠も存在することを知り、私たち一人一人が地雷問題に関心を持つことが大切です。そして、地雷のない平和な世界を目指して、国際社会が協力していくことが何よりも重要なのです。

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