歯の麻酔は完全に切れてから食事すべき?徹底解説!

歯の麻酔

歯の治療で麻酔を使ったあと、「いつ食事していいんだろう?」と悩んだことはありませんか?
痛みはないけれど、なんとなく違和感があったり、しびれが残っていたりすると不安になりますよね。

この記事では、麻酔後に食事を始めるタイミングや、麻酔が切れるまでの時間の目安麻酔が切れる前に食べた場合のリスクなど、よくある疑問をすべて解消します!

なぜ麻酔が完全に切れるまで食事を待つべきなのか?

結論から言うと、麻酔が完全に切れてから食事をするべきです。
その理由は主に3つあります。

  1. 口の中を誤って噛んでしまうリスク
    • 麻酔が効いている間は、舌や頬、唇の感覚が鈍くなっています。
    • 自分では気づかないうちに、舌や頬を思いきり噛んでしまうことがあり、場合によっては深い傷になることも。
  2. 火傷の危険
    • 熱さを感じにくいため、熱い食べ物や飲み物で口の中を火傷してしまうリスクがあります。
  3. 治療箇所の負担を減らすため
    • 麻酔が切れる前に食事をすると、無意識に強く噛んでしまったり、治療した歯や歯茎に負担をかけてしまうことがあります。
    • これが原因で治癒が遅れたり、再度治療が必要になることも。

麻酔が切れるまでどのくらい時間がかかる?

個人差はありますが、一般的な目安は次の通りです。

  • 表面麻酔のみの場合:30分~1時間程度
  • 局所麻酔(一般的な歯の治療で使用):2~3時間程度
  • 親知らずの抜歯など深めの麻酔:3~5時間程度

人によっては、麻酔が長引いたり、逆に早めに切れることもあります。
目安としては、「口の中や唇のしびれが完全になくなった」と感じたらOKです。

麻酔が切れる前に食事をしたらどうなる?

麻酔が切れる前に食事をすると、以下のリスクが高まります。

  • 舌や頬を強く噛んでしまい、口内炎や深い傷ができる
  • 火傷しても気づかず、ひどい炎症を起こす
  • 治療した歯や歯茎に負担がかかり、痛みや出血の原因になる
  • 感染症のリスクが高まる場合もある

少しお腹が空いても、焦らずしびれがなくなるまで待つのが一番安全です!

さらに知っておきたい麻酔後のポイント

しびれがなかなか取れない場合はどうする?

体質によっては、麻酔が切れるのに通常より長い時間がかかることがあります。
目安として5~6時間以上しびれが続く場合は、歯科医院に連絡して相談しましょう

しびれている間に水や飲み物は飲んでいい?

基本的には冷たい水や常温の水なら飲んでも問題ありません
ただし、ストローを使ったり、熱い飲み物は避けましょう。ストローの吸引力で治療箇所に負担がかかることがあるためです。

麻酔が切れたあと、最初はどんなものを食べるのがいい?

麻酔が切れた直後は、以下のようなやわらかくて噛む力がいらない食べ物がおすすめです。

  • おかゆ
  • ヨーグルト
  • バナナ
  • スープ(熱すぎないもの)

硬いものや、噛みちぎる必要がある食べ物(フランスパン、せんべいなど)は、数時間~半日程度避けると安心です。

治療直後に避けるべき食べ物・飲み物は?

  • 熱いスープやコーヒー
  • アルコール類(血行が良くなりすぎるため)
  • 刺激物(辛いもの、酸っぱいもの)
  • 硬い食べ物(ナッツ類、硬い肉など)

これらは傷口や治療部位に悪影響を及ぼす可能性があるため、避けましょう。

まとめ

歯の治療後、麻酔が切れるまで食事を控えるのは、自分の体を守るためにとても大切なことです。
焦らず、しびれが完全に取れるのを待ってから、やさしい食べ物からスタートしましょう。

もししびれが異常に長引いたり、違和感が続く場合は、遠慮せず歯科医院に相談してくださいね!

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