スナップシューターの理想を詰め込んだコンパクトカメラ、RICOH GR III / GR IIIx。
しかし、その高性能とは裏腹に「バッテリーの持ちが短い」という声は少なくありません。
この記事では、筆者が実際に導入して効果を実感した“Vemico製の互換バッテリー&充電器セット”を中心に、純正との違いやコスパ面も含めて徹底解説します。
GR IIIシリーズの悩み:バッテリーがすぐ切れる
GR III / GR IIIxに搭載されているバッテリー「DB-110」は、容量1,350mAh。
公称では200枚程度の撮影が可能とされていますが、手ブレ補正やWi-Fiを使うと実際の撮影枚数は100枚前後になることもあります。
長時間の外出時や旅行では、予備バッテリーの携帯が必須と言っても過言ではありません。
純正バッテリー&充電器の特徴と課題
RICOHの純正アクセサリは安心感がありますが、以下のような課題もあります。
項目 | 内容 |
---|---|
バッテリー | DB-110(1,350mAh)約4,000円前後 |
充電器(BJ-11) | USB-C対応、1個ずつの充電のみ、価格は約4,000円前後 |
充電時間 | 約150分/1個 |
デメリット | コスト高・一度に複数充電できない |
※BJ-11はGR III/GR IIIx対応でUSB Type-C充電に対応しています。BJ-6は旧型で非対応です。
筆者が選んだのは「Vemico互換バッテリー&充電器セット」
筆者が愛用しているのが、Vemico製のDB-110互換バッテリー&充電器セット。以下の点で非常に優れています。
DB-110互換でGR III / IIIxに完全対応

商品名はLi-90B / Li-92Bですが、GR III / GR IIIxのDB-110と互換性あり。
実際に数カ月使用していますが、カメラ側での認識や充電トラブルは一切ありません。
バッテリー2個+2スロット充電器付き

- バッテリー容量:1,450mAh(純正よりやや大きい)
- 2個同時充電対応
- USB Type-C接続でどこでも充電可能
- LCD表示で充電状況が一目で分かる
圧倒的なコストパフォーマンス

純正1本で約4,000円前後するのに対し、
Vemicoセットは「2個のバッテリー+充電器」込みで約3,000円台。
セール時にはさらに安く購入できることもあり、価格面での優位性は圧倒的です。
比較表:純正とVemicoの違いを一目で確認
項目 | 純正(RICOH) | Vemico互換品 |
---|---|---|
バッテリー容量 | 1,350mAh | 1,450mAh(公称値) |
対応 | GR III / IIIx対応 | 同上(実機検証済) |
充電器接続方式 | USB-C(BJ-11) | USB-C(ケーブル付属) |
充電個数 | 1個ずつ | 2個同時充電可能 |
液晶表示 | × | ○(LCDで残量表示) |
価格目安 | 約4,000円(1個) | 約3,000円(2個+充電器) |
互換バッテリー使用時の注意点
- ファームウェア更新時は純正バッテリー使用が安全
- 長期間の耐久性は個体差がある可能性あり
- 撮影の本番や仕事用には純正品併用を推奨
筆者は旅行やスナップ撮影など、軽快に枚数を稼ぎたい場面でVemicoを中心に活用しています。
液晶保護にはKenko製がおすすめ
貼り直しがきく柔らかさと透明度の高さで、失敗しにくくタッチ操作も快適。
GR IIIx専用設計なので、サイズもぴったりです。
まとめ:GRシリーズには信頼できる“予備電源体制”が必要!
RICOH GR III / GR IIIxはバッテリー持ちが弱点
純正品は安心だがコストが高く、拡張性に難あり
Vemicoの互換バッテリーセットはコスパ・機能性ともに優秀
旅行や長時間撮影には「純正+互換2本」の3本体制がベスト!