3分でわかる!霧雨はどういう仕組み?なぜ雨が細かくなるの?

霧雨

「今日は雨って予報だったけど、なんか霧みたいな雨だな…」
そんな日、ありますよね。傘をさしてもじわじわ濡れるし、傘をささなくても大丈夫な気もする。
でも確実に空から水が降っている——それが「霧雨(きりさめ)」です。

では、この霧雨ってどういう仕組みで降ってくるのでしょうか?
普通の雨と何が違うのでしょう?今回は、そんな素朴な疑問を気象学の視点からわかりやすく解説します。

そもそも「霧雨」って何?

霧雨とは、粒の小さい雨のことです。気象庁の定義では、直径が0.5mm未満の非常に細かい雨粒のことを「霧雨」と呼びます。

普通の雨は粒が大きく、ポツポツと音がしたり、地面に跳ね返ったりしますが、霧雨はそのような勢いがありません。
空気中に水滴がふわふわと浮かんでいるような印象で、傘をさしても細かい水が服や髪に入り込んでくるのが特徴です。

なぜ霧雨は「細かい粒」になるの?

雨粒の大きさは、雲の中でどうやって水滴が成長するかにかかっています。霧雨になるか、普通の雨になるかの違いは、雲の構造や高さ、上昇気流の強さに関係しています。

ポイントは「雲の高さ」と「上昇気流」

  1. 雲が低いところにできる
    • 霧雨を降らせるのは「層雲(そううん)」と呼ばれる、高さが低くて平らな雲です。
    • 上空の気流が弱く、雲の厚みもあまりないため、水滴同士がぶつかって大きく成長する前に地表に落ちてきてしまいます。
  2. 上昇気流が弱い
    • 激しい雨は、上昇気流が強くて水滴が雲の中で繰り返し浮かび上がり、大きく成長してから落ちてきます。
    • 霧雨の場合はこの“浮き沈み”がほとんど起きず、小さいままの水滴がそのまま降ってくるのです。
  3. 湿度が高い・風が穏やか
    • 霧雨が降るときは湿度が非常に高く、風も弱い日が多いです。
    • 水分を含んだ空気が冷えて飽和し、低いところで霧のように水滴が発生するイメージです。

雨と霧雨の違いはどこにある?

特徴普通の雨霧雨
雨粒の大きさ約0.5mm以上約0.5mm未満
落ちるスピード速い(ポツポツ)遅い(じわじわ)
雲の種類積乱雲・乱層雲層雲
上昇気流強い弱い
視界への影響小さい視界が白っぽくなることがある

つまり、霧雨は“雨と霧の中間”のような存在ともいえます。目には見えるけれど、粒が小さすぎて音も立たず、しっとりと降ってくるのが特徴です。

雨粒が小さいと、なぜ体感も違うの?

霧雨は「冷たい」「濡れる」などの実感がぼやけることがあります。
これは、水滴が小さく体に触れる範囲が分散されることで、濡れているという感覚が薄くなるからです。
しかし、粒が細かいぶん空気中に長く漂いやすく、結果的にはじわじわと体を濡らしていくことになるので注意が必要です。

特に髪や服の繊維の中に入り込みやすく、気づいたときには全身しっとり……なんてことも。

まとめ:霧雨は「静かに濡らす雨」

霧雨は、普通の雨とは違って、低い雲から、弱い気流の中で、静かに降ってくる雨です。
雲の性質と気象条件がそろったときにだけ見られる、ちょっと繊細な自然現象。

「ただの細かい雨」ではなく、実は雲の高さや気流の違いが関係していると知ると、少し見方が変わってきませんか?

次に霧雨に出会ったら、空を見上げて、「今日は層雲かも」と思ってみるのも面白いかもしれません。

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