【保存版】リコール対象になったらどうする?愛車オーナーが取るべき5つの正しい対応

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ある日突然、車のリコール通知が届いたら──。多くの人が戸惑う場面です。「放置しても大丈夫?」「修理は有料?」といった疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。

この記事では、リコール対象になった際に取るべき正しい対応手順を5つのステップで解説します。自動車整備歴20年以上のベテラン整備士・田中さんのアドバイスも交えながら、誰でも迷わず行動できる実用ガイドにまとめました。

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結論:リコールは「無料で安全を守る重要な制度」すぐに正しく対応しよう

リコールはメーカーが法律に基づき実施する無償の安全改善措置です。放置すれば重大事故に繋がる可能性もあるため、早めの対応が大切です。多くのリコールは簡単な部品交換で済むケースも多く、面倒に感じず適切に対応しましょう。

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ステップ① リコール情報を早めにキャッチする

まず大切なのは、リコール情報を見逃さないことです。田中さんは以下の方法を推奨しています。

  • 郵送で届くメーカーからの通知書を必ず確認
  • メーカー公式のリコール情報ページを定期的に確認
  • 国土交通省のリコール情報サイトもブックマーク

住所変更時の注意!
引っ越し後に車検証の住所変更を忘れると通知が届かなくなる恐れがあります。引越し時は必ず車検証の変更登録も行いましょう。

主なメーカーのリコール情報ページ

国土交通省の公式リコール情報:
https://www.mlit.go.jp/jidosha/recall.html

ステップ② 自分の車が対象か正確に確認する

リコール情報を見つけたら、次は自車両が対象かどうかを確認します。

  • 車検証で「車台番号」を確認
  • メーカーの専用照会ページに車台番号を入力
  • わからなければディーラーに問い合わせ

田中さんは「自己判断せず、必ず確認を」と強調します。

ステップ③ ディーラーに連絡し修理予約を取る

対象車両と確認できたら、できるだけ早くディーラーに連絡しましょう。田中さんのアドバイス:

  • 修理予約を入れる
  • 修理時間の目安を確認
  • 代車の有無を事前に確認

繁忙期は混み合うため、早めの行動がポイントです。

ステップ④ 修理期間中の移動手段を準備しておく

修理には数時間〜半日ほどかかることが多いですが、場合によっては数日を要することも。田中さんは以下の代替手段を準備することを勧めます。

  • 公共交通機関を利用
  • レンタカー・カーシェアリングを活用
  • 家族や友人に送迎を依頼
  • ディーラーの代車サービスを利用(事前確認が必要)

ステップ⑤ 修理完了後の確認も忘れずに

修理が終わったら、以下の確認を行いましょう。

  • どんな作業が行われたのか説明を受ける
  • 修理証明書の受け取り
  • 実際に動作確認もして安心を得る

田中さんいわく「適切にリコール修理を行うと、車の調子が良くなるケースも少なくありません」とのことです。

よくある質問:リコール対応の基本

Q1. リコール修理は本当に無料ですか?

はい、完全無料です。
リコールはメーカーの法的義務であり、部品代も工賃も請求されません。

Q2. 放置するとどうなる?

安全性リスクが高まります。
ブレーキ・燃料系統・エアバッグなど重要部品に関わることが多く、重大事故につながる可能性があります。さらに車検で通らなくなる場合も。

Q3. 中古車でも修理してもらえる?

もちろん可能です。
車の所有者が変わっていても、リコール対象なら無償修理を受けられます。通知が届かないケースもあるため、自ら確認を。

そもそもリコール制度とは?少しだけ制度の裏側も知っておこう

  • 日本の自動車リコール制度は道路運送車両法第63条に基づき義務付けられています。
  • 問題が見つかった時点で、メーカーは自主的に国土交通省へ届け出を行い、対象車両の所有者へ通知。
  • 放置せず適切に修理することで、多くの事故が未然に防がれています。

国土交通省:
https://www.mlit.go.jp/jidosha/recall/recall01.html

まとめ:リコールは「面倒事」ではなく「安全を守る制度」

リコール通知が届くと少し不安になりますが、これは「安全のために必要な最終確認」のようなもの。放置せず正しく対応すれば安心して愛車に乗り続けることができます。

田中さんもこう語ります:

「私たち整備士から見ても、リコールは品質向上の大切な機会。しっかり対応すれば、愛車との長い付き合いに必ずプラスになります。」

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