5年前の大型台風で被災し、3日間の停電を経験しました。あの時の苦労と学びから、台風への備えの重要性を強く実感しています。
この記事では、実際に被災した経験をもとに、停電・断水・通信障害・建物被害などに備えるための具体的な防災グッズと対策を、初心者でもわかりやすくまとめます。
台風時に特に懸念されること
台風の接近時に備えて、以下のリスクを常に意識しておく必要があります。
- 停電
- 強風で電線が切断・倒木によるショートが頻発
- 情報遮断・冷蔵庫停止・充電切れの不安が大きい
- 断水
- 水道ポンプ停止・土砂災害による配管破損が原因
- トイレ・飲料水・生活用水が使用困難に
- 通信障害
- 基地局の停電・回線混雑・通信遮断が発生
- 家屋や家財の破損
- 強風による瓦・窓の破損、浸水、土砂崩れのリスク
- 物流・外出困難
- 冠水・交通機関停止で買い出しができなくなる
👉 台風の発生原理そのものについては
台風の仕組みと発生条件をわかりやすく解説
でも詳しく紹介しています。
私が用意して助かった防災グッズと備え
被災経験から本当に役立った・準備して良かったアイテムを中心に紹介します。
1. 非常食・飲料水(最低3日分、できれば1週間分)
- ペットボトル水(1人1日3リットル目安)
- レトルト食品・缶詰・カップ麺・パックご飯
- 温め不要のカレーや保存食(心の栄養も大事)
- コーン缶などで味に変化をつけると飽きにくい
2. 情報収集用機器
- 電池式ラジオ・防災ラジオ
- ソーラー/手回し充電式ラジオ
- 予備電池の常備
👉 台風時は火災も発生しやすいため
台風時に火災が起きる原因を詳しく解説
も併せて知識として確認しておくと安心です。
3. 照明確保(停電は想像以上に不安)
- LED懐中電灯(できれば複数本)
- ソーラー/手回し充電式ランタン
- 読書灯タイプの小型ライトも便利
4. 電源確保(スマホ・タブレットの命綱)
- 大容量モバイルバッテリー(最低2台)
- 折り畳み式ソーラーパネル充電器(晴天時用)
- バッテリー一体型ソーラー製品は避ける(発火リスク)
5. 簡易トイレ・衛生用品
- 断水時の非常用トイレ
- 消毒液・ウェットティッシュ・タオル類
- 防災士監修 簡易トイレ100回セット
6. 救急用品・常備薬
- 包帯・消毒液・常備薬の備蓄
- 持病がある家族は必ず薬の予備を準備
7. 少額の現金
- 停電時はATM・カード利用が不可になるため、現金1万円程度を防水ケースに分けて保管
台風接近前にしておくべき対策
- 家屋の飛散防止準備
- ベランダ片付け・自転車固定
- 雨戸閉鎖・飛散防止フィルム施工
- 避難場所確認・事前避難訓練
- ハザードマップ確認・家族で避難ルート確認
- 家族連絡体制の確認
- 災害伝言ダイヤル(171)利用訓練
- 複数の情報収集ルートを確保
- 防災アプリ・自治体の緊急通知登録
👉 台風防災対策を体系的に整理するなら
台風時の防災対策と備えをわかりやすく解説
も参考にしてください。
気象防災全体をまとめて整理するなら
強風・暴風・台風・予報円・火災リスクまでを体系整理した防災入門記事もあわせておすすめします。
👉 天気と災害の基礎知識:強風・暴風・台風・警報の違いを総まとめ
まとめ
- 台風時は「停電・断水・通信遮断・物流停止・家屋被害」全てに備える
- 防災は完璧を目指すより「少しずつでも行動すること」が大切
- 情報収集力と安全な電源確保が命を守る
私自身、被災して初めて防災意識の甘さを痛感しました。ぜひ、この記事を読んでくださった方も今日から少しずつ準備を始めてみてください。あなたとご家族の安全を心から願っています。