夕立とともに「ゴロゴロ……」と雷の音が聞こえたとき、パソコンやテレビなど電化製品が心配になる人は多いですよね。特にテレワーク中やスマホの充電中など、「このまま使っていて大丈夫?」と不安になることも。
実は、雷による落雷や雷サージは、機器の故障だけでなく、データ消失や発火リスクさえあるため、正しい対策がとても大切なんです。
この記事では、機器の種類(コンセント式/バッテリー駆動)に分けて、雷雨時の最適な取り扱い方をわかりやすく紹介します。
結論:雷が鳴り始めたら「コンセントから抜く」が基本!
一番大事なのは、雷が鳴り始めたら電源プラグを抜くこと。サージ防止タップやUPSがあっても、完璧ではありません。ノートPCやスマホなどバッテリー駆動の機器も「充電中」は注意が必要です。
コンセント式の機器は「雷サージ」から守るのが最優先
デスクトップPC、テレビ、冷蔵庫などのようにコンセントから電源を取る機器は、雷サージ(過電圧)の被害を直接受けやすいです。
対策はこの4つ!
- 使用中の機器はすぐに電源を切ってコンセントから抜く
- サージ防止機能付きの電源タップも外す(壁コンセントから)
- LANケーブルやモデムなど通信回線も外す
- 雷雲が通過するまで再接続しない
たとえ電源をオフにしていても、コンセントにつながっていれば雷の電圧は流れ込んでくるため、物理的に「抜く」ことが最も効果的です。
雷対策のおすすめアイテム
停電時もデータ保存ができ、雷サージ対策にもなる安心アイテム。
ノートPCやスマホも「充電中」は要注意
バッテリーで動く機器は一見安全に見えますが、コンセントに接続している充電中は雷の影響を受けます。
安全に使うためのポイント
- 雷雨中はなるべく充電しない
- 使用するなら充電ケーブルを外した状態で
- 金属製のテーブルや屋外での使用は避ける
雷は電磁パルス(EMP)を伴うため、直接接続していなくても、感電や誤作動を引き起こす可能性もゼロではありません。
屋外や家の中でも油断は禁物!安全な場所を選ぼう
雷が鳴っている間は、木の下や鉄塔、電柱、水辺の近くなどに近づかないことが鉄則。屋内でも、窓際やベランダは落雷リスクが高く、部屋の中央が最も安全です。
また、家に雷が落ちる可能性や具体的なリスク対策については、以下の記事で詳しく紹介しています。
そして、屋外だけでなく飛行機に乗っている時にも「雷に打たれたらどうなるの?」と気になったことはありませんか?実は飛行機は毎年多くの落雷を受けています。航空機と雷の関係については、こちらも参考になります。
まとめ:雷雨の時こそ、電源と接続を「物理的に切る」
雷による機器トラブルは、ほんの一瞬の雷サージやEMPで発生することがあります。だからこそ、日頃から備えておくことが重要です。
- コンセント式機器は、雷が近づいたら電源プラグを抜く
- バッテリー機器も充電中は避ける
- サージ対策タップやUPSは補助的に使用
- 屋外や窓際から離れて安全な場所に避難
いざという時に慌てないよう、天気予報アプリの通知設定なども活用しておくと安心ですね。