3分でわかる!圧力鍋って何?普通の鍋と何が違う?

圧力鍋

最近、時短料理や省エネ調理に注目が集まっていますよね。そんな中で気になるのが「圧力鍋」。でも「難しそう」「怖そう」というイメージはありませんか?今回は、圧力鍋の基本をわかりやすく解説します!

圧力鍋って何?基本のき

圧力鍋は、密閉された容器の中で高圧をかけて調理する鍋です。普通の鍋より高い温度で調理できるため、調理時間を大幅に短縮できます。

どうして早く煮えるの?

普通の鍋での調理は100度以上にはなりません。でも圧力鍋は密閉状態で加熱するので、中の圧力が上がり、120度前後まで温度が上昇。この高温のおかげで、食材が早く柔らかくなるんです。

圧力鍋の種類を知ろう

1. 直火式圧力鍋

パール金属 圧力鍋 3.5L IH対応 3層底 切り替え式 レシピ付 クイックエコ H-5040 ステンレス鋼
パール金属(PEARL METAL)
¥4,873(2025/01/30 15:49時点)
材質:本体/ステンレス鋼、はり底/アルミニウム合金・ステンレス鋼、ふた/ステンレス鋼、取っ手/フェノール樹脂(耐熱温度150度)
  • ガスコンロやIHで使用
  • 手動での火加減調整が必要
  • 比較的お手頃な価格
  • 熱源を選ばない(対応機種による)

2. 電気圧力鍋

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 電気圧力鍋 圧力鍋 4L 3~4人用 低温調理可能 卓上鍋 予約機能付き 自動メニュー90種類 ガラス蓋付き レシピブック付き ブラック PMPC-MA4-B
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
¥17,800(2025/01/30 15:50時点)
圧力調理で素材本来のうまみが凝縮します!本格調理が自宅で簡単にできる電気圧力鍋です。 3~4人向けの4.0L。多機能のまま大容量になり大人数でも使いやすく、ハイパワーの1000Wで調理をサポート。

メリット:

  • 電源があれば場所を選ばず使える
  • 自動で温度・圧力管理できる
  • タイマーや保温機能付き
  • 火の元を気にしなくて良い

デメリット:

  • 直火式より価格が高め
  • 予熱に時間がかかる
  • 調理時間が直火式より長くなる場合も
  • 置き場所をとる

圧力鍋のすごいところ5つ

1. 時短&省エネ

調理時間が大幅に短縮できます:

  • カレー:45分→15分
  • 角煮:3時間→40分
  • 肉じゃが:40分→15分
  • 豚の角煮:2時間→40分
  • 煮豆:2時間→30分

2. 栄養価キープ&うまみアップ

  • 密閉調理でビタミンやミネラルが逃げにくい
  • 高温・高圧で食材の細胞が壊れ、うまみ成分が溶け出しやすい
  • 野菜本来の甘みが引き立つ
  • 短時間で味が染み込む

3. 火加減いらずで失敗が少ない

圧力がかかったら弱火にするだけ。火加減の難しい煮込み料理も簡単に作れます。

4. 調理の幅が広がる

圧力鍋なら、こんな料理も簡単に:

  • 和食:
    • 筑前煮
    • 肉じゃが
    • 煮豆
    • かぼちゃの煮物
  • 洋食:
    • ビーフシチュー
    • ポトフ
    • 骨付き肉の煮込み
    • 手作りスープストック

5. 夏場も快適調理

密閉式なので、蒸気が部屋に広がりにくく、キッチンが蒸し暑くなりません。

安全機能について詳しく知ろう

現代の圧力鍋には、次のような安全機能が搭載されています:

  • 圧力調整弁:一定以上の圧力を自動で逃がす
  • 安全ロックピン:圧力がかかっている間は蓋が開かないようにロック
  • 異常圧力防止機能:圧力が異常に上昇した場合に自動で圧力を抜く
  • 二重安全装置:万が一の場合に備えた予備の安全弁

選び方のポイント

材質で選ぶ

主な材質は2種類あり、それぞれ特徴が異なります:

  • ステンレス製:
    • 耐久性が高く長持ち
    • 焦げ付きにくい
    • お手入れが簡単
    • 重いのが難点
  • アルミ製:
    • 軽くて使いやすい
    • 熱伝導率が高い
    • 価格が比較的お手頃
    • 傷つきやすいのが難点

容量の選び方

  • 2〜3人家族の基本サイズ:3L
  • 4人以上の家族向け:5.5L以上
  • まとめ調理派:少し大きめの容量がおすすめ
  • 煮込み料理が多い方:具材の膨らみを考慮して1サイズ上を

初めての使い方〜詳しい手順と注意点〜

  1. 材料と水を入れる
    • 通常は最大容量の2/3まで
    • 豆類は1/3まで(豆が膨らむため)
    • 米や麺なども膨らむので注意
  2. 蓋をしっかり閉める
    • カチッと音がするまで確実に
    • パッキンの位置も確認
  3. 加熱する
    • 強火で加熱し、蒸気が出始めたら弱火に
    • 時々、鍋底をかき混ぜて焦げ付き防止
  4. 調理時間が来たら火を止める
  5. 圧力を下げる
    • 自然放置:時間はかかるが失敗が少ない
    • 急冷法:水をかけて冷やす(慣れてから)
    • 蒸気抜き:取扱説明書の方法で慎重に
  6. 圧力計やピンが完全に下がってから蓋を開ける

長く使うためのお手入れ方法

使用後のお手入れ

  • 使用後は必ず当日中に洗う
  • パッキンは取り外して丁寧に洗う
  • 圧力調整弁や安全弁の穴づまりをチェック
  • よく乾かしてから収納

定期的なメンテナンス

  • パッキンの点検(年1回程度の交換推奨)
  • 安全弁の動作確認
  • 取っ手のガタつきチェック
  • 本体の傷や歪みをチェック

お手入れの注意点

  • 金属たわしは使わない(傷の原因に)
  • パッキンを無理に引っ張らない
  • 食器洗い機は使用不可(部品による)
  • パッキンの保管は直射日光を避ける

圧力鍋は最初は少し慣れが必要ですが、使いこなせば料理の幅がグッと広がる頼もしい味方。忙しい現代の食卓に、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?

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