こんにちは！今回、LGBTQ+コミュニティについて研究している大学院生のアキラさんにお話を聞きました。アキラさんは、クィアについて私たちにもわかりやすく説明してくれました。最近話題になった人気歌手ビリー・アイリッシュの話から始めましょう。
ビリー・アイリッシュの告白 – クィアであることを認める
アキラさんによると、2023年11月、アメリカの有名な雑誌Varietyのインタビューで、ビリー・アイリッシュが「女性を愛している」と発言し、自分がクィア（Queer）であることを認めたそうです。この告白は、多くの人々に驚きと共感を与えたとのこと。
でも、「クィア」って何なんでしょうか？バイセクシャルとは違うの？アキラさんに、小学生にもわかるように説明してもらいました。
クィアって何？簡単に解説
アキラさんはこう説明してくれました：「クィアという言葉は、簡単に言うと『普通じゃない』という意味です。でも、ここでいう『普通じゃない』は決して悪い意味ではありません。むしろ、『みんなと違って特別』という感じです。」
性の話でクィアというと、「男の子は女の子が好き、女の子は男の子が好き」という考え方にあてはまらない人たちのことを指すそうです。例えば：
- 男の子が男の子を好きになる人
- 女の子が女の子を好きになる人
- 男の子も女の子も好きな人
- 誰のことも好きにならない人
- 自分が男の子なのか女の子なのかはっきりしない人
こういった人たちみんなを含めて「クィア」と呼ぶことがあるそうです。
バイセクシャルとクィアの違い
アキラさんは、バイセクシャルとクィアの違いについてこう教えてくれました：「バイセクシャルは、男の子も女の子も好きになる人のことを指します。一方、クィアはもっと広い意味を持っています。バイセクシャルの人もクィアに含まれますが、クィアにはそれ以外のいろいろな性のあり方も含まれるんです。」
つまり、バイセクシャルはクィアの中の一つの種類だと考えるといいそうです。
クィアの大切さ – みんなちがって、みんないい
アキラさんは、クィアという考え方が大切な理由をこう説明してくれました：「『人それぞれ違っていていいんだよ』というメッセージがあるからです。男の子か女の子か、どちらかを選ばなければいけないわけじゃありません。自分らしく生きていいんです。」
ビリー・アイリッシュが自分のことを公に話したのも、きっとこのメッセージを伝えたかったからだろうとアキラさんは言っています。有名人が話すことで、悩んでいる人に勇気を与えられるそうです。
クィアについてもっと知りたい人へ
アキラさんは、クィアについてもっと詳しく知りたい人におすすめの本を紹介してくれました。
この本は、LGBTやクィアについて詳しく解説しているそうです。アキラさんによると、ちょっと難しい言葉も出てきますが、多様な性のあり方について深く学べる本だそうです。
特徴：
- LGBTQの基礎知識から応用まで幅広く解説
- 日本とアメリカの違いも説明
- 著者のおすすめ文献も紹介されている
アキラさんは、レビューを見ると「わかりやすい」「面白い」という声が多いけど、少し難しいと感じる人もいるみたいだと教えてくれました。興味がある人は、大人と一緒に読んでみるのもいいかもしれませんね。
まとめ – 自分らしく生きることが大切
最後に、アキラさんはこう締めくくりました：「クィアについて学んで大切なのは、『みんな違っていい』ということです。好きになる相手が同性か異性か、または誰も好きにならないか、それは人それぞれ。自分らしく生きることが一番大切なんです。」
ビリー・アイリッシュの話のように、有名人が自分のことを公表するのは、世の中にある偏見をなくすためでもあるそうです。アキラさんは、みんなが互いの違いを認め合える社会になれば、もっと住みやすい世の中になるはずだと話していました。
クィアについて知ることは、自分や周りの人をもっと理解することにつながります。これからも、いろんな人がいることを忘れずに、みんなで仲良く過ごしていけたらいいですね。
