こんにちは。世界地図を見ると、ハワイは太平洋のど真ん中にポツンとあるイメージですが、「地球は動いている」ことを考えると、はるか未来に日本とハワイがくっつく可能性があるという話も耳にします。今回は、その真偽を3分でざっくり解説します。
ハワイが日本に近づいている?
ハワイ諸島は、太平洋プレートの上にある火山列島です。太平洋プレートは年間数センチから数ミリ単位で北西方向へ移動しているとされており、
- ハワイ:太平洋プレートのほぼ中央に位置
- 日本列島:ユーラシアプレート、北米プレート、フィリピン海プレートなどが複雑に重なるエリア
「ハワイが日本に接近しつつある」という説は、この太平洋プレートの動きに着目したものです。
プレートテクトニクスのしくみ
プレートテクトニクスとは、地球の表面がいくつかの「プレート(岩板)」に分かれていて、それらが常に動いているという考え方です。
- マントル対流
- 地球内部で起こる熱の対流がプレートを押したり引いたりする
- プレートの境界
- すれ違う(トランスフォーム)
- 押し合う(衝突帯・沈み込み帯)
- 引っ張り合う(海洋拡大)
といった境界でさまざまな地形や地殻変動が発生
ハワイは「ホットスポット火山」と呼ばれ、プレートの動きに対して、地下からマグマが噴き出す場所がほぼ固定されています。これによって島が次々と生まれ、古い島はプレート移動に伴い北西方向へと流れていくわけです。
実際いつくっつくの?
- スケールが桁違い
- 太平洋プレートの速度は年間数センチ程度
- 日本とハワイの実際の距離は約6,000km以上
- 地形の変化で途中で消滅もあり得る
- 太平洋プレートは日本列島付近で沈み込む(海溝から下へ潜る)ため、ハワイの海山群が長い時間をかけて日本近海に近づくとしても、多くは沈み込みで海底へ消えていく可能性が高い
結論としては、プレートが動くことで「ハワイ諸島が日本に近づいている」のは事実ですが、それが「日本列島に合体する」には途方もない時間がかかります。しかも、日本近海に到達する前に海溝で沈み込む可能性が極めて高いのです。
まとめ
- ハワイは太平洋プレートに乗って日本へ向かっている
- 年間数センチという非常にゆっくりとしたスピード
- 海溝でプレートが沈み込むため、合体前に消滅(沈み込み)の可能性が大
よって、「いつかくっつくかもしれない」というのは理論的にゼロではないものの、実際には沈み込みが先に起きてしまう公算が大きいといえます。地球のダイナミックな営みを想像すると、ちょっとロマンを感じますよね。