「ギネス世界記録って達成すると賞金がもらえるの?」「挑戦するにはお金が必要?」「そもそも“ギネス”ってどういう意味?」
そんな素朴な疑問を感じたことはありませんか?
この記事では、ギネス世界記録の由来や申請方法、費用、報酬の有無、そして記録が取り消される可能性まで、知っておきたいポイントをまとめてわかりやすく解説します。
結論:賞金は出ないが“世界一”の価値は大きい
ギネス記録に挑戦するのに基本的に費用はかかりません。達成しても賞金はもらえませんが、「世界一」という称号は、人生やビジネスに大きなチャンスを生む可能性があります。申請は公式サイトから無料ででき、安全性や公平性を重視したルールが定められています。
ギネス世界記録とは?名前の由来はビール会社から
ギネス世界記録(Guinness World Records)は、さまざまな「世界一」を集めた国際的な記録集です。
その始まりは1955年。アイルランドのギネスビール会社の社長ヒュー・ビーバーが、「ヨーロッパ最速の鳥は何か?」という議論に困り、「信頼できる記録集が必要だ」と考えたのがきっかけでした。
- 初版はイギリスで出版(1,000部限定)
- 翌年にはアメリカ版が登場し大ヒット
- 現在では100カ国以上で出版、累計2億冊以上を販売
つまり、「ギネス」の名前は、あの黒ビールで有名なギネス社に由来しているのです。
記録に挑戦するには?申請方法と費用の仕組み
ギネス記録に挑戦するには、まず公式サイトから申請を行います。申請方法には2種類があります。
- 標準申請(Standard Application)
- 費用:無料
- 審査期間:およそ3か月
- 優先申請(Priority Application)
- 費用:約65,000円〜(変動あり)
- 審査期間:5営業日程度
標準申請なら無料で誰でもチャレンジ可能ですが、イベントやメディア露出の関係で急ぎたい人には有料の優先申請が利用されています。
ギネス記録を達成しても賞金は出ない
結論から言うと、ギネス記録を達成しても賞金は一切出ません。
公式にも「記録そのものに対する報酬や賞金は提供していません」と明記されています。
では、なぜ多くの人が挑戦するのでしょうか?
ギネス記録がもたらす価値
- テレビ出演・雑誌掲載
- SNSやYouTubeでの拡散 → フォロワー増加
- 企業からのスポンサー契約や商品コラボ
- 地域おこしや学校・団体のPRにも活用可能
つまり、「ギネス記録=名誉」であり、そこから派生する副次的なメリットが大きいのです。
実際に「世界一美味しいカレー」として知られるマッサマンカレーも、世界記録的な称号を得たことで世界的に注目されました(世界一美味しいと称されたマッサマンカレーとは?)。
記録は取り消されることもある?
はい。ギネスは厳格なルールと安全性を重視しており、不正やルール違反があれば記録は取り消されます。
たとえば:
- 規定された休憩を取らずにゲームを長時間プレイ → 無効
- 犬の映画出演数で、複数の犬が同名義 → 不正と判断
審査後でも記録が取り消されるケースはあり、「信頼できる記録集」であることを保つために厳しく管理されています。
危険な記録はそもそも受け付けられない
ギネスでは以下のような命の危険や倫理性に反する挑戦は原則認定されません。
- 大食い・早食い・断食などの極端な摂食行為
- 高所や火などを使ったスタント
- 健康や安全に重大なリスクを伴うもの
楽しさや記録挑戦の意義を失わず、安全かつ公正な挑戦であることが前提です。
まとめ:記録の先にある“挑戦の価値”を楽しもう
- ギネス世界記録はギネスビール会社から始まった記録集
- 申請は無料でも可能、早く審査してほしい場合は有料申請もある
- 記録を達成しても賞金は出ないが、「世界一」の肩書きは大きな価値を持つ
- ルール違反や不正があれば記録は取り消される
- 危険行為や非倫理的な挑戦はそもそも認定されない
あなたの日常の特技や習慣の中にも、まだ見ぬ“世界一”があるかもしれません。
気になったら、まずは公式サイトで挑戦できるカテゴリーを探してみましょう!