「家賃は手取りの30%以内に抑えるべき」——そんな定説を聞いたことはありませんか?
確かにファイナンシャルプランナーや家計本でもよく登場する“3割ルール”ですが、実際に引っ越しを繰り返してきた私の実感としては、「必ずしもそうとは限らない」というのが正直なところ。
この記事では、転勤族として全国を渡り歩いてきた私の経験をもとに、家賃と幸せな暮らしのバランスについて、リアルな視点から掘り下げてみます。
家賃=3割って本当に正解?
収入の30%ルールが語られる理由は以下の通りです:
- 生活にゆとりが生まれる
- 貯蓄や投資にまわせるお金が増える
- 家計が安定しやすい
でも、地域やライフスタイルによってこの“適正家賃率”は大きく変わるのが現実です。
- 東京23区で一人暮らし → 35%くらいでも仕方ない?
- 地方都市や郊外エリア → 20〜25%で十分快適!
実際、東京では「3割以内」は無理ゲーに近いと感じた一方、福岡や仙台などでは「3割はむしろ贅沢」と思える家も多くありました。
家賃が高すぎたときの話
憧れの都心エリアに住みたくて、思い切って高めの物件を選んだことがあります。その結果は…
- 外食は控え気味
- 旅行もガマン
- 貯金がまったく増えない
- 精神的なゆとりがなくなる
毎月の固定費が高いと、「人生の選択肢」がどんどん狭くなるんですよね。
家賃を抑えるための工夫
自分の“譲れない条件”をはっきりさせる
私が重視したポイント:
- 通勤時間:片道1時間以内
- 治安:夜も安心して歩ける
- 部屋の広さ:寝る+作業スペースがあればOK
- 設備:風呂とキッチンは妥協しない
これを明確にすることで、過剰スペックな物件に手を出さなくなりました。
同居という選択肢
新卒時代、先輩の家に間借りしていた時期もあります。確かにプライバシーは限られますが:
- 家賃は半分以下!
- 大人の暮らしを学べた
- 人とのつながりが増えた
若いうちの“経験値アップ”には意外とおすすめです。
ミニマリスト的発想も味方に
モノを減らして身軽になると、コンパクトな部屋でも十分に暮らせるようになります。
私もこの本を読んでから思い切って断捨離し、1Kの部屋でも快適に過ごせるようになりました。家賃もグッと下がり、気持ちの余裕が増えた気がします。
まとめ:家賃を見直すことは「暮らし」を見直すこと
家賃は固定費の中でも最も大きく、生活の質と直結する支出です。
大切なのは、「数字に縛られること」ではなく、自分にとっての“ちょうどいい暮らし”を見つけること。
- 3割はあくまで参考指標
- 無理のない範囲で暮らすことで選択肢は増える
- モノより“気持ちの余裕”にお金を使うのもアリ
引っ越しや住み替えを考える今こそ、家賃と向き合う絶好のチャンスです。あなたにとっての“心地よい暮らしのサイズ”、ぜひ一緒に探してみてください。