「脂肪肝と言われたけど、バナナやヨーグルトって食べていいの?」
「ヘルシーなイメージだけど、本当に脂肪肝に良いの?」
そんな疑問を持つ方、多いのではないでしょうか。
バナナやヨーグルトは一見健康的な食品ですが、脂肪肝の改善という視点では選び方や摂取量に注意が必要です。
この記事では、脂肪肝とバナナ・ヨーグルトの関係、摂取のメリット・デメリット、適した選び方や注意点までわかりやすく解説します。
脂肪肝とは?基礎知識をおさらい
脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪が過剰にたまってしまった状態を指します。アルコール性と非アルコール性に分けられ、特に日本では「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)」が増加傾向にあります。
👉 脂肪肝の原因や進行リスク、食事と運動による改善方法を総合的に知りたい方はこちら:

3分でわかる!脂肪肝はどうしてなる?進行すると肝硬変になるの?治し方もわかりやすく解説
脂肪肝はなぜ起こるのか?放置すると肝硬変や肝がんにつながるリスクもある怖い病気です。この記事では、脂肪肝の原因や進行メカニズムをはじめ、食事制限や運動による具体的な改善方法、診断の流れや注意点までをわかりやすく丁寧に解説。生活習慣の見直しで健康な肝臓を取り戻すための実践的な知識が満載です。
原因は主に以下の通りです。
- 過剰なカロリー摂取(糖質・脂質)
- 運動不足
- インスリン抵抗性の上昇
- 過体重・肥満
放っておくと肝炎→線維化→肝硬変→肝がんへ進行するリスクもあります。
バナナは脂肪肝に良い?悪い?
メリット
- 水溶性食物繊維が豊富
- 腸内環境を整え、短鎖脂肪酸の産生を促すことで肝臓の脂肪蓄積を抑える作用があります。
- カリウムによる利尿作用
- 体内の余分な塩分を排出し、高血圧予防にも。
- 自然な甘みで間食代わりにしやすい
- スナック菓子や菓子パンを食べるよりは遥かに健康的。
注意点
- 糖質が多め(バナナ1本あたり約20g)
- 食べすぎは逆に中性脂肪増加の原因に。
- 完熟バナナはGI値が高め
- より血糖値が急上昇しやすいので注意が必要です。
結論
1日1本までが目安。朝食や間食として、他の食事とバランスをとりながら取り入れるのがベターです。
ヨーグルトは脂肪肝に効果ある?
メリット
- 乳酸菌やビフィズス菌による腸内環境改善
- 腸内フローラの改善が脂肪肝の進行予防に効果的という報告も。
- たんぱく質源になる
- 肝機能の修復や代謝維持に必要な栄養素。
- 脂質が少ない種類も多い
- プレーンタイプや低脂肪タイプを選べば、余分な脂質を抑えられる。
注意点
- 加糖タイプは要注意
- 「いちご味」「ブルーベリー味」などには砂糖が多く含まれているものが多いです。
- 脂肪分の多いクリーミータイプもカロリー過多に
- ギリシャヨーグルトでも加糖・脂肪タイプには注意。
結論
無糖・低脂肪タイプを選び、1日100〜150g程度を目安に。食後のデザートや朝食と組み合わせると効果的です。
バナナとヨーグルトを活かした脂肪肝対策の工夫
- 朝食でバナナ+無糖ヨーグルトの組み合わせ
- 腸内環境を整えつつ、食欲も安定。
- 間食や甘いものの代替として
- 菓子類よりも血糖・脂質の急上昇を抑えやすい。
- プロバイオティクス入りヨーグルト+バナナ
- 腸内環境への相乗効果が期待できます。
ただし「バナナ+加糖ヨーグルト+グラノーラ+はちみつ」のように甘みが重なると糖質過多になってしまうため要注意です。
他に脂肪肝対策として意識したい食事のポイント
- 糖質は控えめに、野菜・魚・大豆中心の和食を
- 脂質は動物性ではなく、青魚やナッツ類の不飽和脂肪酸を意識
- アルコールはできるだけ控える
- 夜遅い時間の食事は避ける
まとめ
バナナやヨーグルトは脂肪肝に対して“良い面もあるが、選び方や量に注意が必要”な食品です。
ポイントをおさえれば、日々の食生活の中で手軽に取り入れられる強い味方になります。
無理な制限ではなく、賢く付き合って改善につなげていきましょう。