南向きの部屋は本当にベスト?引っ越し前に知っておきたいメリット・デメリットを徹底解説

南向き

物件探しでよく耳にする「南向きが一番人気」という言葉。本当にそうなのでしょうか?

転勤族として各地で実際に南向きの部屋に住んできた経験から、南向きのリアルなメリット・デメリット、家賃事情、暮らしのコツまでを詳しく解説します。これから引っ越しや住み替えを考えている方はぜひ参考にしてください。

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結論:南向きは人気だが、万人にとってベストとは限らない

南向きの部屋は確かに魅力が多い一方で、生活スタイルや地域によっては注意すべきデメリットもあります。「自分にとっての暮らしやすさ」を重視して選ぶことがポイントです。

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南向きの部屋のメリット

① 一年を通して安定した明るさと暖かさ

  • 日中はたっぷりと日差しが入り、冬場でも暖かさを感じやすい
  • 暖房費の節約につながる
  • 気分が前向きになるという声も多数

私も札幌勤務時、南向きの部屋に住んで日中の暖房使用が大幅に減り、光熱費がかなり節約できました。

② 洗濯物が乾きやすい

  • 日照時間が長く、部屋干しにも好条件
  • 雨の日でも部屋の明るさが保たれやすい

③ 観葉植物や家庭菜園に最適

  • 植物が良く育つため、グリーンのある暮らしを楽しみたい人におすすめです。

南向きの部屋のデメリット

① 夏場はとにかく暑い

  • 沖縄勤務時はサウナのような暑さでエアコン常時稼働、電気代が高騰
  • 家具や本の色褪せも進行しやすかったです

② 日差しが強すぎる

  • 日中の強い光で在宅ワーク中のPC画面が見づらいなどの課題も
  • 夏の午後は眩しさがストレスになることも

③ プライバシーの課題

  • 窓を開けると視線が気になる場合もあり、レースカーテンや間取りの工夫が必要

④ 家具・内装の色褪せ

  • 長年住む場合は壁紙や家具の劣化が早まる可能性があります。

南向きの部屋が人気な理由

不動産屋で「南向きが人気です」と言われるのは、以下の総合評価によるものです。

  • 明るく開放的で印象が良い
  • 冬でも暖かく快適
  • 洗濯のしやすさ
  • 将来的な売却・賃貸でも有利になりやすい

南向きの部屋が向いている人・向いていない人

向いている人

  • 明るい部屋が好きな人
  • 冬の寒さが苦手な人
  • 洗濯重視・植物を育てたい人
  • 家にいる時間が日中中心の人

向いていない人

  • 夏の暑さに弱い人
  • プライバシーが気になる人
  • 在宅ワーク中心で日差しが眩しい人

南向きの部屋の家賃は高い?

一般的に南向きは5〜10%ほど家賃が高くなる傾向があります。

  • 名古屋勤務時、同マンションでも南向きは約8%高かった経験あり
  • ただし、仙台勤務時は周辺ビルの影で日照条件に差がなく、家賃差はほとんどありませんでした

つまり「南向き=高い」とは限らず、地域・立地・周辺環境次第で家賃差は変動します。

👉 関連記事:家賃は収入の3割まで?転勤族の体験から考える「ちょうどいい家賃」

快適に暮らす工夫

南向きのデメリットも、ちょっとした工夫でかなり軽減できます。

  • 遮光・遮熱カーテンを導入
  • 家具の配置を直射日光からずらす
  • ベランダにグリーンカーテン設置
  • 在宅ワークでは間接照明やブラインドを活用

他の方角とも比較してみよう

南向き以外にも、それぞれに特徴があります。以下の記事で詳しく紹介しています。

まとめ:南向きが正解かどうかは「あなたの暮らし方次第」

南向きはたしかに魅力が多いですが、生活スタイル・住む地域・性格によって最適解は異なります。方角の特性を知り、自分の暮らしに合った部屋を選ぶことが後悔しないコツです。

「日当たりの良さ=正解」と決めつけず、柔軟に物件選びを楽しみましょう。

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