「母の日ってどこが発祥?」「なぜ5月なの?」「世界ではどうやって祝ってるの?」
そんな疑問を持ったことがある人も多いのではないでしょうか。
実は母の日は、ある一人の女性の母への深い愛から始まり、やがて世界中に広まった記念日なんです。
今回は、母の日の由来や歴史、世界各国の祝い方をわかりやすく解説します。
結論:母の日はアメリカ発祥。日付も祝い方も国によって異なる
現代の母の日は、1908年にアメリカのアンナ・ジャービスが母を偲ぶ会を開いたのがきっかけ。その後、1914年にアメリカで正式な記念日となり、世界中に広まりました。日本では5月の第2日曜日とされていますが、国によって日付も祝い方も異なります。
アメリカ発祥の母の日とは?
アンナ・ジャービスの願いが始まり
母の日のルーツは、アメリカ・西バージニア州に住んでいたアンナ・ジャービスという女性の行動にあります。1908年、亡き母・アン・ジャービスを追悼する集会を教会で開いたのが最初の「母の日」イベントでした。
アンの母は南北戦争時代に”母の仕事クラブ”を組織し、公衆衛生の向上や平和活動を行っていた社会活動家。その思いを後世に伝えたいという娘アンナの願いから、母の日が生まれたのです。
国家記念日になったのは1914年
アンナの活動は広がりを見せ、1914年にはウッドロー・ウィルソン大統領が5月の第2日曜日を「母の日」とする大統領布告を発表。
これが現在私たちが祝っている「母の日」の起源となりました。
世界の母の日:日付も祝い方もさまざま
母の日はその後、世界各国に広まりましたが、国によって日にちも祝い方も異なります。
国名 | 日付 | 特徴 |
---|---|---|
アメリカ | 5月第2日曜 | 発祥国。カーネーションを贈る習慣が定着 |
日本 | 5月第2日曜 | プレゼントや花、外食などが主流 |
イギリス | 四旬節第4日曜(3月) | “マザーリングサンデー”としてケーキを贈る文化あり |
フランス | 5月最終日曜 | 母親にメダルを贈る独自文化あり |
タイ | 8月12日 | 王妃の誕生日と重なり国家的イベントに |
いずれの国でも共通しているのは、“母への感謝を伝える”という気持ちです。
日本ではどう祝われている?
日本では昭和初期にアメリカから伝わり、戦後に5月第2日曜日が正式に定着しました。
今では家族で食事に出かけたり、手紙や花を贈るなど、感謝の気持ちを表す日として定着しています。
実用的で感謝の気持ちが伝わるプレゼントを探している方には、
「2026年の母の日はいつ?Amazonで買えるおすすめプレゼント10選【実用・感謝を伝えるギフト】」も参考になります。
父の日との違いは?
母の日と並ぶ記念日として「父の日」もありますが、こちらは母の日から数年後に広まりました。アメリカでは1972年に正式な祝日となり、日本では6月の第3日曜日に祝われています。
詳しく知りたい方は「2025年の父の日はいつ?由来やプレゼント選びのコツを徹底解説!」をご覧ください。
まとめ
- 母の日は1908年にアメリカで始まり、1914年に正式な記念日に
- 世界中に広がったが、日付や祝い方は国によって異なる
- 共通点は“母への感謝を伝える”こと
- 日本ではプレゼントや手紙、食事などで感謝を伝えるのが一般的
ぜひ、次の母の日には言葉や贈り物で「ありがとう」の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか?