ストリートファイターシリーズでおなじみのキャラクター「エドモンド本田」。日本人力士という設定でありながら「エドモンド」という英語名を持つことに、少し違和感を覚えた方も多いのではないでしょうか?
この記事では、エドモンド本田の「エドモンド」という名前の由来や意味、どの国で使われる名前なのかをわかりやすく解説します。
結論:エドモンドは英語圏の伝統的な男性名、「富の守護者」という意味を持つ
- 語源:古英語の「ēad(富・繁栄)」+「mund(守護・保護)」
- 意味:「富の守護者」「繁栄を守る者」
- 使用国:イギリス、アイルランド、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどの英語圏中心
では詳しく見ていきましょう。
エドモンドという名前の語源と意味
「エドモンド(Edmund)」は、もともと古英語起源の男性名です。
語源の分解
- ēad(古英語)=富・幸福・繁栄
- mund(古英語)=守る・保護
これを合わせて「富の守護者」「繁栄を守る人」といった意味合いになります。中世ヨーロッパでは縁起の良い名前として人気がありました。
歴史的には王や聖人の名にも多い
- イングランド王エドマンド1世(10世紀)
- 聖エドマンド(カンタベリーの守護聖人)
など、王侯貴族・聖人名として歴史上たびたび登場しています。
エドモンドはどの国に多い名前?
現代において「エドモンド(Edmund)」は主に英語圏で使われる名前です。
使用国 | 備考 |
---|---|
イギリス | 中世から現代まで続く伝統名 |
アイルランド | 聖人名としても親しまれる |
アメリカ・カナダ | 欧州移民文化の影響で定着 |
オーストラリア・ニュージーランド | イギリス文化圏として使用 |
※ヨーロッパ大陸の非英語圏では比較的珍しい名前です。
なぜ「エドモンド本田」なのか?
エドモンド本田は、日本のゲーム開発会社カプコンの格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズに登場するキャラクターです。
制作者の命名意図
- 開発当時(1980年代後半〜1990年代初頭)、ストリートファイターは世界市場を強く意識したゲームでした。
- 各キャラクターに国際色豊かな設定が与えられ、名前も多様な文化圏から採用。
- 「エドモンド」という英語圏名を与えることで、日本人でありながらも海外プレイヤーにも親しみやすく分かりやすい印象に仕上げられました。
実在の日本人に「エドモンド」という名は少ない
- 日本人の本名として「エドモンド」は極めて稀
- あくまで国際市場向けのキャラクターデザインとして命名されたと考えられます
エドモンド本田のキャラ設定と世界観
- 出身:日本
- 職業:大相撲の力士
- 特徴:相撲技を中心に戦うが、国際舞台で闘う設定
日本の伝統文化を代表しつつ、海外プレイヤーにも認知されやすい国際キャラに仕立て上げた好例と言えるでしょう。
まとめ
- エドモンド(Edmund)は古英語由来の男性名で「富の守護者」の意味
- 英語圏(イギリス・アメリカ・カナダ等)で多く使われる名前
- エドモンド本田は、海外ユーザーにも分かりやすい国際色を意識して命名されたキャラクター名
背景を知ると、ストリートファイターのキャラクター作りの奥深さもより楽しめるはずです。