「ベトナムに行ってみたいけど、治安が心配」
そんな不安を感じている方は少なくありません。でも本当に危険なのでしょうか?
この記事では、日本や東南アジア諸国と比較しながら、ベトナムの治安の実態をわかりやすく解説します。
旅行経験を踏まえた現地の雰囲気や、気をつけたいポイントも紹介しますので、安心して旅を楽しむための参考にしてください。
結論:ベトナムの治安は比較的良好、ただし軽犯罪には注意
外務省の海外安全情報によると、ベトナム全域の危険レベルは「0(平常)」。これは治安面において特別な制限がないことを示しており、日本と同じレベルの安全性があるとも言えます。
実際に滞在してみても、日中はもちろん夜間でも、基本的には落ち着いた雰囲気で、現地の人々も親切です。ただし、観光客を狙ったスリや置き引きといった軽犯罪のリスクは常に存在するため、最低限の注意は必要です。
日本との比較:どのくらい安全?
Numbeoの「犯罪指数(Crime Index)」を参照すると、
- 日本:世界トップクラスの治安(犯罪指数20以下)
- ベトナム:犯罪指数35〜40程度で、中レベルの安全国とされる
数字上では差がありますが、観光地や市街地での体感治安は日本と大きく変わらない印象です。
深夜の一人歩きや、人気のない場所に入らないといった基本的なルールを守れば、ストレスなく旅行を楽しめます。
他の東南アジア諸国との比較
フィリピンとの比較
フィリピンの治安は本当に悪い?日本や世界と比較して徹底解説!
フィリピンは都市部での軽犯罪や麻薬関連の治安リスクがあるため、リゾート地以外では注意が必要です。
それに比べてベトナムは、全土で比較的安定した治安環境が整っており、安心して移動しやすい点が優れています。
タイとの比較
タイは観光インフラが発展しており、観光地での安全性は高いとされています。ただしスリ・詐欺はやや多め。
ベトナムも観光都市では安全ですが、田舎ではバイク盗難などの報告もあるため、両国とも地域ごとのリスク管理が大切です。
ミャンマーとの比較
政治的な不安定さが続くミャンマーと比べると、ベトナムの方が圧倒的に安定しており、安全に旅行しやすい国と言えます。
現地の雰囲気と治安感覚
ベトナムの街を歩いて感じるのは、生活の活気と安心感の共存。
バイクが所狭しと走る道路、市場のにぎわい、フレンドリーな人々と、異国情緒にあふれた環境です。
私がホーチミン市やハノイを訪れた際も、観光地では警察官の巡回も多く、治安に対する意識はしっかりしていると感じました。
ただし、繁華街や夜のクラブ周辺では、客引きやスリが集まりやすくなるため、油断は禁物です。
ベトナム旅行で治安を守るポイント5つ
- 貴重品は常に身につける(斜めがけバッグ推奨)
- 人混みではスマホや財布を前に持つ
- 深夜の一人歩きは避ける(Grabなど配車アプリを利用)
- 信号のない交差点は交通ルールをしっかり確認して渡る
- 詐欺的な物売りや過剰な客引きには毅然と対応
これらを守るだけでも、トラブルのリスクは大きく下がります。
まとめ:心配しすぎず、賢く楽しもう
ベトナムは、治安面において東南アジアでも上位に位置する安心な国です。
都市部はとくに整備が進んでおり、基本的な防犯意識があれば女性一人旅も可能なレベルです。
エネルギッシュな街の雰囲気、美味しい食事、そして文化的な魅力をぜひ体験してみてください。